女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
スタッフ日記
2005年12月第4週
2005/12/25 (Sun)

先週は試写に行けず、映画の代わりに初めて「大衆演劇」に行ってきました。 香港ファン友達の一人が急にどっぷりはまってしまい、そんなに面白いなら私も一度は観ておこうと思ったのです。 彼女のお気に入り劇団の東京公演は終わってしまったので、“劇団三峰組&劇団龍 下町かぶき組”が出ている「浅草大勝館」へ。 舞台と客席が近くて、すぐそこで役者さんが演じています。 生の歌に踊りありお芝居ありの約3時間はあっという間でした。 梅沢冨美男さんの女形姿を記憶している方は多いと思います。 ここの俳優さんたちも綺麗でとっても色っぽいのです。サービス精神旺盛で楽しい舞台でした。 常連の方が多いのも頷けます。他の劇団も観てみたいものです。

浅草大勝館

本誌66号が出来上がりました。購入はお近くの取り扱い店・劇場で、またはスタッフまでどうぞ。(白)

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2005年12月第3週
2005/12/18 (Sun)

12日は東京に初雪が舞ったそうです。全然気づきませんでしたが、寒かったですね。 例年より22日も早かったとか。そして全国的に大雪のニュース。 みなさま風邪引かないようにあったかくしてください。 66号も今週中に刷り上ります。

さて、劇場では韓国映画『ビッグ・スウィンドル!』を観ました。 TV放映された「パリの恋人」のパク・シニャンが主演。 この人はロシアで演劇の勉強をしたんですね。へー。 詐欺師の弟と作家の兄という二役を演じています。 韓国銀行から50億騙し取るという結構面白いストーリーでしたが、寝不足がたたり一瞬気を失っていて(眠ったともいう)大事なところがわからない(汗)。

もう1本。 ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの『Mr.&Mrs.スミス』、 これで二人のロマンスが生まれたんでしたっけ。 ゴージャスな二人が揃って、ガンガン撃ち合って(普通死ぬって)楽しませてくれちゃう、 とってもハリウッドな映画でした。 ブラピくんは「陽」の色気、後で観た『リバティーン』試写では陰の色気のジョニデくん、 どっちもいいです。 役を取り替えたら・・・ジョニーはアンジェリーナにあっというまに負けそうだ・・・。

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2005年12月第2週
2005/12/11 (Sun)

試写3本は作品紹介に。日が落ちてから冷え込みますね。ヘクション!

前回書き忘れた劇場分。 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は先に吹き替え版を1年生と。 ドラゴンとの戦いにおおー!と目を丸くしていました。 怖かったのは水の中のシーンだそうです。 命がけなのに、先生方は全然助けに入らないのね。 CGよくできています。しかし子役達がみんな大きくなってしまって、もうすっかり青年です。

同じ月を見ている』を今週やっと観に行きました。 エディソンに山本太郎良かったですー。 窪塚くんは役柄よりも本人を見てしまって、こんなに痩せてたかしら?やつれたのかな? とか雑念入ってしまいました。 ドンの後半の絵がぜーんぜん違うので、同じ人が描いたものじゃないなぁ。 誰が描いたのかしら。

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2005年12月第1週
2005/12/4 (Sun)

はや師走です。66号の編集も半分以上終わり、今回は早いぞ。
原稿を仕上げるのにいっぱいで、講座をひとつサボってしまいました。 いや、ほんとはカレンダーにメモし忘れてずっと家にいたのでした。ああ、もったいない。 『私の頭の中の消しゴム』を観て、純愛に泣きもしましたが「物忘れ」の多い私は身につまされました。 すでに「若年性」とはいえず、十二分に「年相応」で怖いです(汗)。 結果、人生の何分の一かを「物探し」に費やしている気が・・・。 モノ減らさなくちゃと思ってできずに10何年。この間引越ししていないのでした。 捨てられないモノはここへ出そうかな、と考え中。

2006大中華フリーマーケット

http://homepage2.nifty.com/my_favorite_things/index.htm

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2005年11月第4週
2005/11/27 (Sun)

バイト2回、試写2本。
フィルメックスで『最後のチャンス』(1945年スイス映画)を観ました。 米英の兵隊が、イタリア北部の町で捕虜を移送する列車から脱走し、中立国のスイスへ向かいます。 途中で出会った避難民たちを助けてアルプス越えをする事になるというストーリー。 これがスリリングなストーリー運びでハラハラさせます。 うまいなぁと感心していたら、カンヌ映画祭で最初のグランプリをとった作品でした。 そしてネット応募して久々に当選した『ブレイキング・ニュース』試写にも行きました (すぐに公開なので、作品紹介をご覧ください)。

26日(土)は青山で開催された「ワダエミの衣装世界」へ。 オープニングにあたり、京都清水寺の「青龍」の「お練り」が行われました。 青龍や行列の方々の衣装もワダさんのデザインによるもの。 展示された衣装はほんとに目の前で見られて、 スクリーンではわからなかったその質感や素晴らしい色彩が楽しめる。 はぎれのセットがあったので、記念に買ってきました。 アニタ・ムイが『LOVERS』で着るはずだった衣装の布も入っていて、 なんだか胸が詰まる思いでした・・・。12月25日まで。
チケット詳細はこちら http://www.ints.co.jp/wada/

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青山通りを練り歩く青龍

会場(梅窓院祖師堂)入り口

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2005年11月第3週
2005/11/20 (Sun)

試写2本 ほか劇場分は以下。
ヴェニスの商人』・・・ユダヤ人のシャイロックの悲しみや怒りに気づかせて貰いました。
チャーリーとチョコレート工場の秘密(吹き替え版)』・・・1年生君と。吹き替えも違和感なし。
SPL 殺破狼』フィルメックス1本目。痛くて悲しいストーリーだけど、サモハンとドニー・イェンの戦いが見られるとはっ!すごくカッコいい男の映画でした。でもまねしてはいけません。
コープス・ブライド』キャラクターがちょっと怖くて可愛くて、粘土こねて作ってみたくなりました。

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*柿の木にやってきた「ワカケホンセイインコ」
ワカケホンセイインコ のページ(東工大生命理工学学部幸島研究室)

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2005年11月第2週
2005/11/14 (Mon)

バイト2日間、試写3本。 劇場映画は『イン・ハー・シューズ』と 『ALWAYS 三丁目の夕日』 どちらも国際映画祭でいち早く観た方も多いでしょう。

イン・ハー・シューズ』は奔放な妹キャメロン・ディアスと、 堅物の弁護士の姉トニ・コレットを中心に、それぞれの持つコンプレックスや家族の問題が描かれています。 英語で「in her shose」というのは「彼女の立場になって」の意味があるんだそうで、 ほんとは仲の良かった姉妹と靴好きなのも表してあって面白い題名です。 祖母(シャーリー・マクレーン)と孫の二人が、 それぞれに自分の居場所を見つけるハッピーエンドもお決まりながら素敵。

ALWAYS 三丁目の夕日』は原作漫画をずっと読んでいたので、どんな風に映像化されるのか 楽しみでした。ぼろぼろ泣いてきましたわ。おとなりのおじいちゃんも泣いてたなぁ。 ちなみにこんな絵です。
http://www.bigoriginal.shogakukan.co.jp/manga/sanchome_c.html

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2005年11月第1週
2005/11/6 (Sun)

映画祭が終わったら疲れがどっと出たのか、風邪を引いてしまいました。 くしゃみ鼻水から始まって喉に来て、今声がひどいことになっています。 車で出かける息子に「ギヲヅゲデネ(気をつけてね)」と言ったら、 「そんな声で言われても。そっちこそ気をつけろよ」と言われました。へへへ。

フィルメックスで特集を組む、中川信夫監督の手がけたTVドラマを見る機会がありました。 なんと「ウルトラマンレオ」の32話「さようならかぐや姫」、 33話「レオ兄弟対宇宙悪霊星人」の2つがあり、 33話の前半一つ目の「アクマニア星人」登場の場面を観ました。 『東海道四谷怪談』 など怪奇ものを撮られた監督が手を抜かずに作った作品で、 当時(1974年11月に放送)見た子供たちはさぞ怖かったでしょう。 ネット検索してみたら、そのころ発売されていた20円のがチャガチャ (今の子供達はガシャポンと言ってますね)の怪獣消しゴムに彩色してる方までいて、 ウルトラシリーズはいまだ人気なんですね。

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2005年10月第5週
2005/10/31 (Mon)

東京国際映画祭終了。やっと終わりました〜。長かった。
バイトが急遽キャンセルになったので、9日間通い詰め。 数えてみたらクロージング作品まで全部で30本観ていました。 うちコンペ作品が9本。「アジアの風」部門に限れば宮さん梅さんの方が多いかも。 昼に動けるのを生かして、チケットが取れないときはティーチインや記者会見に行き、たくさん写真を撮りました。 高性能のカメラがほしいと痛感。 心配していた腰痛は、六本木ヒルズの劇場の椅子の良さに救われて、一日4本観ても大丈夫でした。 でも目が疲れたのと、きちんと食事ができなかった日もあって、やつれました(汗)。 ただし映画は豊作で、通った甲斐がありました。 時間が合わず、泣く泣く見逃してしまった秀作もあり、これをいつ観られるのかしらん。 次号は映画祭特集です。

いやというほど映画を観たのに、期限が今日までのチケットを持って新宿へ。 『まだまだあぶない刑事』、 『キャプテン・ウルフ』、 『女は男の未来だ』の3本鑑賞。 「五十肩が・・・」など自虐ネタを入れつつも「ダンディー鷹山&セクシー大下」健在です。

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2005年10月第4週
2005/10/24 (Mon)

東京国際映画祭が22日から始まりました。30日まで映画漬けの日々です。 私は今年初めて通しでプレスパスがもらえたので、最大限利用して観るぞー。 はりきったけど、華やかなレッドカーペットは申し込みが早い+待ち時間が長いので、残念ながらパス。 その分映画本編を観る。 プレスでも山形のように簡単には作品を観られず、10時からの事務局受付開始に並んでチケットを申請、プレス試写はこれ一回だけれど一般上映分はさらにもう一度シネマズの受付に並び、指定席券と交換。 初日一回目の 『長恨歌』ティーチインを観てから、次の指定席券の交換に行ったら、すでに席はなくなっていてがっくり。 慌ててまだ席のあるものを申請しなおし。 2日目はチケットをもらう時点で「指定席は早めに取ってください」と言われました。
プレス試写はすいているのですが、挨拶やティーチインのある一般上映が人気。 なにせ本数が多いので、観たいものを時間がかぶらないよう組み合わせるのに頭が痛い。 でもあちこちで知った顔に会えるのがまた楽しいのです。やめられない。

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2005年10月第3週
2005/10/17 (Mon)

先週の山形行きに続いて今度は香港へ行って来ました。 マイレージがたまったので期限切れ前の消化です。 黎明ファンと一緒に4年ぶりのコンサート(本誌で報告ができるかな)を見、歴史博物館(面白い)を見学、地元の友人と美味しいものを食べ、と2泊3日の旅はあっというまに過ぎました。 映画は時間がなくなり看板を眺めるのみ。

食べるぞ

美食坊

300HKドル席から Andy 告知ポスター

翌日は 『博士の愛した数式』の完成披露試写へ。 上映後に記者会見があり、 「宣伝費がそんなにかけられません。これをごらんになっていいなと思われたら、ぜひ周りの方に伝えてください」と寺尾さん。 監督と一緒に出口で挨拶されています。 数学の面白さを垣間見られて、やさしい気持ちに包まれる映画でした。

そのまた翌日は 『SAW2』の試写。 終わると帰りが夜中の12時になってしまうので、連日はきついと諦める。 で、過ぎてからよく見たら、最初で最後の一度きりの試写とありました。 えー!!10月29日公開です。劇場に行かなくっちゃ。

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2005年10月第2週
2005/10/10 (Mon)

山形国際ドキュメンタリー映画祭から戻りました。 前半分を体験(旅費も宿泊も自前です。念のため)、 もう一人の(白)さん(本誌に寄稿あり)にすっかりお世話になりました。 彼女は時刻表見るのが大好きな旅の達人。 全国の映画祭にたくさん通っていて、老後はここに住みたいと言うほど山形に惚れこんでいます。 往きは「鉄道記念切符」を分けてもらって普通列車で山形まで。 温泉のある駅をちゃんとチェックしてあり、電車の乗り継ぎの間に「温泉」に入り、 トイレ、食事、コーヒータイムまで計画済み。 長いかと思いましたが、おしゃべりしてるうちに到着しました。 山形に行ってからも珍しい温泉に案内してもらい、映画ばかりかたくさんの人に出会い、 温泉も楽しむ(文字通り裸の付き合い)の充実した旅になりました。 映画は12,3本観ましたが、ドキュメンタリーの面白さがすこしわかった気がします (エンタメ体質なので敬遠していました)。 その国ならではの内容も知らないことばかり。 国が違ってもよく似た問題があり、同じ思いの人がいます。 山形の町は綺麗で食べ物も美味しく、私もとっても気に入りました。報告は66号本誌にて。

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2005年10月第1週
2005/10/2 (Sun)

劇場3本。『頭文字D』字幕版:日本映画を広東語吹き替えで観ているようなものだ けど、聞きなれた本人の声のほうがやっぱりいい。声優さんは声で演技するから、どうも違和感があるのだ。

チャーリーとチョコレート工場』:バートン監督お得意のファンタジー。ジョニー ・デップのおたくな人ぶりがおかしい。おじいちゃんおばあちゃん4人が同居ってのは夫婦にはなかなか厳しいが、一人息子のためにはいいなぁとヘンなところに感心してしまった。

NANA』:松田龍平はとことん妖しい。やっぱり成宮寛貴はのりたけ君似。ここにもいました松山ケンイチ、ちらっとしか出てこないのに目立つイケメンの玉山鉄二。名前と顔が一致してくると「頑張って仕事してるなぁ」と遠縁の子を見守るよう な気分になる。映画楽しめました。

取材 『セブンソード』プレミア・舞台挨拶:特別記事を参照してください。黎明 ファン友人のおかげで試写も観ることができました。ほか試写2本。

小学校の運動会があった。グランドが狭いので、40m走も斜めに突っ切るコース取り。応援席にぶつからないよう、ゴール手前で速度が落ちるのが気の毒。久々の夏空ですっかり日焼けしてきました。

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2005年9月第4週
2005/9/25 (Sun)

ぐるっとパス」というのをご存知でしょうか? 東京都の文化施設の入場券・割引券がつづりになったものです。 今年で3年目、毎年買って楽しんでいます。今年は46施設。値段は2000円。 あっという間に元が取れますよ。
詳しくはこちら  http://www.rekibun.or.jp/grutto/2005.html
私のパスの有効期限が27日までだったので、まだ行っていない施設めぐりに大忙しでした。 使い初めから2ヶ月間有効なのに、締め切り間際に慌てているという・・・ まるで8月末の小学生です。 毎年必ず行くところ、去年行きそびれたので外せないところ、とまだまだ時間がほしいのですが。 お気に入りの場所がきっと見つかります。売り出しは1月末まで。

映画祭のスケジュールも発表になりました。身体がもひとつほしいです。 願わくはもっと若くして(爆)。

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2005年9月第3週
2005/9/18 (Sun)

招待券が当たった友人が行けなくなって、久々に歌舞伎に行ってきた(3階席夜の部)。 出し物は「平家蟹」、「勧進帳」、 「忠臣連理の鉢植(ちゅうしんれんりのはちうえ)植木屋」の3本。 役者さんには全然詳しくないので、もっぱら衣裳や舞台装置に目が行ってしまう。 独特の色使い、仕掛けや背景など遠くで見ても楽しめる。 生の舞台は格別で、立ち姿や所作の美しさ、台詞回しのみごとさに引き込まれ、 あっという間に時間がたってしまった。 幕見席が3階後方にあり、ここでは好きな一幕を1000円前後で観ることができる。 時間のないとき、ちょっと観たいときにお気軽に。ああ、寄席にも行きたい〜。

16日には、台湾のチェン・ボーリン君の写真集発売サイン会のために池袋へ行く(予約した)。 プレス受付が見えたので、取材ができるのか聞いてみるとOK。 ちゃんとカメラもレコーダーもぬかりなく持ってきたのだ。 しかし、シールも何もないので、傍目にはただのオバサンである。 少し離れて撮影すると、他の係員に注意を受ける(やっぱり)。 質疑応答は短い上、録音状態もよくないけれど 『アバウト・ラブ/関於愛』 関連で別にご報告予定。 そして17日はトップページでお知らせしていた フリーマーケット。 お久しぶりの方々何人にも会えて、疲れた(それまで睡眠不足)けど楽しかった。 お買い上げくださった皆様ありがとうございました。

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2005年9月第2週
2005/9/11 (Sun)

今度はジョニー・デップが 『チャーリーとチョコレート工場』 のプロモーションで10年ぶりに来日しました。 5日(月)の六本木アリーナでのプレミアイベントに行きました。 ときおり雨が吹き込む中、囲いの外の立てるところにはすずなりのファンと野次馬さんがいっぱい。 招待されたラッキーなファンは、囲いの真ん中に集められています。 屋根があってもときおり雨が吹き込んでくる中、熱ーい声援を受けつつ ゆっくりとグリーンカーペットを歩いたジョニー様ご一行でした。 詳細はweb記事をご覧ください。 翌日“そっこー”で書きました。

そして7日(水)は香港の成龍(ジャッキー・チェン)がCM撮りをするというので、 また同じアリーナへ。 大勢のエキストラがスタンバイしており、大きなクレーンカメラや機材が見えてわくわく。 階段を駆け下りたり、ワイヤーで吊り上げられて、モニターに映るボクサーと空中ボクシング。 全て終わるまで2時間ほど、おしゃべりしながら眺めていました。 ファンを大事にするジャッキーはちゃんとみんなのところへやってきて、握手してくれました。 『香港国際警察』 のパンフを持った人には「あ、見たー?」と日本語で。 前日の記者会見に続いて追っかけしたファンには、 ほっぺをちょっとつねって「会社行け」と言ったそうです(笑)。 Xavixというメーカーの体感ゲーム機のCMで、HPはこちら。 放映が楽しみです。http://www.xavix.jp/

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2005年9月第1週
2005/9/5 (Mon)

スターの来日ラッシュ。 まずヨン様こと、韓国のぺ・ヨンジュンが『四月の雪』プロモーション (公開は17日より)のため、ホ・ジノ監督と共演のソン・イェジンと来日。 ファンと報道陣の多さはニュースでご覧の通り。8月30日(木)は、 『頭文字(イニシャル)D』の記者会見もあり、 前日のコマ劇場前イベントの疲れも抜け切らない(梅)さんが、 新宿の記者会見から駆けつけカメラマンのはしごをしてくれた。 いやはやお疲れ様。私はこの日、スチールの順番取りのみで、 有楽町近辺の大群衆にひょえ〜と驚きながら帰った。 このエネルギーを何かに変換できないものだろうか!? そして9月1日に(池)さんと六本木の『四月の雪』記者会見へ。 受付が早いので待ち時間の長いこと。 広い会見場も時間がたつにつれ、 埋まってきてTVのアナウンサーやレポーターもあちこちに見える。 近くにタレントのレイザーラモンHGとかいうレザーファッションのお兄ちゃんがいて、 この人がずーっとなんか喋っていてうるさい(こういうキャラなの?)。 会見内容は近々アップします。

9月2日(金)から4日(日)まで幕張で開催された「アジア海洋映画祭」で、 海に関わる4本の映画を観、トークショーと表彰式に参加。 今年が第1回ということでまだ周知されていないせいか、 場所が遠いせいか(思ったより近くて東京から京葉線で31〜38分。 乗り換えの楽な新木場からは23〜30分。快速お勧め)ほかの映画祭より観客が少ない。 年年賑やかになりますように。 映画はどれもその国ならではの空気が感じられて良かった。 映画プロデュサーや監督のお話はとても面白かったし、 コンペでは唯一インタビューできた、 ベトナムのミン・グエンボ監督の『バッファロー・ボーイ』がグランプリで嬉しかった。 最寄駅に着くと外は雷雨!びしょぬれで自転車をこぐ。 都内床上浸水のところもあったと今朝のニュース。お見舞い申しあげます。

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2005年8月第5週
2005/8/28 (Sun)

大停電の夜に』の完成披露試写会では、 上映前に劇場がプラネタリウムになりました!  最前列に丸いプロジェクターがあり、客電が落ちると満天の星空。綺麗でした〜。 ナレーションはサンタ姿の若い二人、本郷奏多くんと香椎由宇さん。 この映画には何通りかのカップルがいてその最年少。詳細はのちほど作品紹介に。

25日は、DVD発売記念に来日したマイケル・ホイ御大の記者会見。 言わずと知れた『Mr.Boo!』シリーズの製作・主演です。 映画を見るかぎり眼鏡の奥の目は笑っていない、という印象でしたがこの日は違いました。 すばらしくサービス精神旺盛で、まあ途切れなく話すこと!  こりゃチャウ・シンチーとは全然似てませんわ。 web版特別記事にしたいのですが、 このテープおこしは一苦労です。少々お待ちください。

そして夏休みアニメ、 最後の1本『金色のガッシュベル!! メカバルカンの来襲』を劇場で。 人間と魔界の子が協力して戦うお話で、派手な魔法合戦が繰り返される (魔法の本が必要なのがちょいアナクロ)けど、芯となるのは仲間&友情。 単純な私はポケモンと同じく、やはり落涙ナノダ。ウヌ!

本誌65号もできました。 しかしながら写真がつぶれてしまったり、字の間違いもあり、反省多々。

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2005年8月第4週
2005/8/21 (Sun)

前回書いた「ポケモンスタンプ・ラリー」を1年生と2人でやってみた。 収集大好きな性格も手伝って、暑いさなかに電車の時間とにらめっこしながらである。 3日間で集めた数は56個。 半分を超えたし、路線図とポケモンに詳しくなったのでよしとしよう。 このところ無料ダウンロードして60分遊べるというゲームに凝っていて、 肩こり悪化(我ながら呆れる)。 その分映画は少なくて試写は2本。劇場では『ヒトラー〜最後の12日間』にやっと行き、 ブルーノ・ガンツのそっくりぶりに驚く。 日本ももっと早くに終戦を迎えてほしかったと思う。 『ロボッツ』は楽しくて音楽も良かった。

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2005年8月第2週
2005/8/8 (Mon)

昨日が立秋、「残暑お見舞い申し上げます」
本誌の編集がひとまず終わりました〜!暑い中みんなお疲れ様でした。月末刊行予定です。

先週は『マリといた夏』イ・ソンガン監督記者会見と、インタビューがありました。 監督のお人柄そのままに静かで叙情的な絵が印象に残ります。

また1年生坊主とアニメ『劇場版NARUTO』を観に行く。 「ちょっと怖かった」といいつつ本人満足の態。 帰りはポケモン・スタンプラリーでJRの駅を回る。 上野駅でゴールし、今度はスタンプブックをゲット。 先のは8駅だったけど、これは100駅分もある! 乗り降り自由な一日乗車券を買って回っている親子連れが多いのはこのため。 全部はとても無理だけど、都区内分は付き合って回ることになりそう。

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2005年8月第1週
2005/8/1 (Mon)

ようやく『頭文字D THE MOVIE』試写を観られました。 公開待ちの方お先にごめんね。キャスティングがうまかった! ジェイ・チョウ、無口でなんだか本人のままみたい。 金持ち坊ちゃまがぴったりエディソン・チャン。 藤原とうふ店の呑んだくれおやじ役のアンソニー・ウォン、よれよれ加減がいいです。 香港で観た人が「豆腐屋の部屋にムシがいた」と言ってましたが、いた、いた! 障子の桟のところにぴょこぴょこ。 「ハエトリグモ」(巣を張らずにはね回って虫をとるクモ)らしいですが、しっかり確認はできず。 峠のバトルはオープニングでまねしないでくださいと出ます。

劇場で観た『大変な結婚』(原題:家門の栄光)  わははは笑えてすっきり。 2002年の韓国興行収入第1位だった作品です。 チョン・ジュノ(『千年湖』主演)が法学部卒のエリートサラリーマン、 地方のヤクザの娘婿にと見込まれるコメディですが、脇の人たちが笑わせ泣かせと芸達者です。 長男役のユ・ドングン、日本の俳優なら前田吟ってとこ。 おとなしくしていたキム・ジョンウン(TVドラマ「パリの恋人」で人気)が、 ぶち切れてしまうところは、地方訛りでどなってるのだとか。 兄ちゃんたちも土佐弁とか博多弁に置き換えてみると感じが出るかも。

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http://www.taihen-wedding.com/

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2005年7月第4週
2005/7/25 (Mon)

編集日が近づいてきたので、原稿のまとめにかかりきり。 酷使しているせいなのか、パソコンはフリーズするし、モニターは映らなくなるし、散々です。 フリーメールやフロッピー(古い?)に保存しておくようにはしているけど、 うっかり忘れたときに限ってトラブって原稿が直せなくなり取り出せなくなり・・・ そのつど息子のお世話に。いい息子を持ちましたわ。試写1本。劇場4本。

フライ,ダディ,フライ』はけっこう楽しく、今更ですが岡田准一くんがかっこいい。

マルチュク青春通り』私とは全く違う高校生活。韓国では大変な時代だったんですね。 モムチャンぶりを見せるクォン・サンウをファンはお見逃しなく。

星になった少年』柳楽くんがずいぶん大きくなりました。 脱皮前のような硬質な感じ。 武士役なんかやったら似合いそう。

スターウォーズ3』やっと最後のピースがはまりました。 しかし、これを観てから旧作に戻ると違いが歴然。技術の進歩はすごいです。

偶然「ブルース・リー」つながりと「星」つながりの2組でした。

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2005年7月第3週
2005/7/18 (Mon)

待ち遠しかった『ベルベット・レイン』試写。 ストーリーを書くとネタばれになるので、紹介は簡単です。 この4人でコンサートしてくれないかしら(贅沢)! 『ロバと王女』 はデジタル・リマスター版で30余年前の映像が美しく蘇っています。 カトリーヌ・ドヌーブが綺麗!『サマータイムマシン・ブルース』 はすでに(梅)さんが情報と舞台挨拶をアップしています。キャスト多数ですが、 みなキャラが立っていて演出がうまいです。

海の日には、1年生を連れてアンパンマンとポケモンの映画のはしご。 アンパンマンは「小さい子の映画だ!」と本人嫌がったのですが、 ついでだからと引っ張り込んだら面白がっていました(それみろ)。 ポケモンは毎年観ているのですが、今回はピカチュウが泣くのにつられてこちらも泣きました。

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2005年7月第2週
2005/7/10 (Sun)

暑中お見舞い申しあげます
夜になっても涼しくなりません。あちちち・・・。
劇場も冷房がきいて、じっと座っていると冷えてきます。上着必携ですね。 出たついでに映画のはしごをするので、肩こりも倍。気をつけねば。

敗者復活戦』チャン・ドンゴン銀幕デビュー作。キム・ヒソンのメイクに時代を感じます。
マイ・リトル・ブライド』ムン・グニョンがすごく可愛い!長幼の序が生きている韓国。
マラソン』2度目なので、早めに泣けてきました。チョ・スンウくんはうまいわー。
クローサー』ナタリー・ポートマン大人になりました。クライブ・オーウェンは『キング・アーサー』より存在感あり。
ほか試写2本。

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2005年7月第1週
2005/7/3 (Sun)

公私ともいろいろあった1週間だった。 28日は日・中・台合作の『アバウト・ラブ/関於愛』記者会見。 オムニバス3本の出演者、監督で9人の豪華ゲストでした。会見内容は65号に掲載します。

『アバウト・ラブ/関於愛』記者会見 『アバウト・ラブ/関於愛』記者会見

劇場作品は『バットマン・ビギンズ』、 『宇宙戦争』とハリウッド大作。 『帰郷』(この女の子は可愛い)、 『戦国自衛隊』と邦画2本。

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2005年6月第4週
2005/6/26 (Sun)

試写2本。 『マダガスカル』の披露試写に行く。 友情モノといえばいいのかな。 『シャーク・テイル』のようなロマンスはないので、 対象年齢は小さいお子さんから。 玉木宏主演の『殴者』には実際の格闘家がたくさん出ていた。 その目の力で印象に残るのが虎牙光揮。 (梅)さんが「背中に気合と入ってるようなキャラ」と表現。 まさにそのとおり!陣内孝則さん、濃いです。 そういえば、テレビで韓国映画『ラスト・プレゼント』 のリメイクドラマを放映していましたが、 詐欺師のカン(クォン・ヘヒョ:冬ソナの次長ね)を陣内さんが演じていました。 笑えるくらい似ていましたね。

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2005年6月第3週
2005/6/19 (Sun)

横浜で開かれたフランス映画祭。 妹の家から会場まで歩いて行ける地の利を活かして連日通いました。 息子がゲイかと心配していたら、実は夫がゲイだったとか、 火事で焼け出された夫婦を泊めたら、夫婦交換する羽目になったとか、 おフランスな話も目に付いたけれど、コメディーあり、サスペンスあり、社会派ドラマあり、 充実の映画祭でした。そして、この映画祭の魅力はなんといってもゲストの華やかさ。 そこかしこで、ファンと交流している姿を見かけました。 プレス対象のゲストを囲んでのラウンドセッションが今年は少なかったのが残念でしたが、 私が格別興味を持った『リトル・エルサレム』と 『行け、生きろ、生まれ変われ』の2本は、 個別インタビューの時間を頂くことができました。

リトル・エルサレム』は、 パリ郊外のユダヤ人地区に住む戒律を厳しく守る家の18歳になる女の子が、 仕事場で知り合ったアルジェリア出身の不法移民のムスリムと恋に落ちるという話。 ユダヤのしきたりの中で幸せを見つけようとする姉夫婦と、 因習から逃れようとするヒロインの葛藤を描いた秀作でした。 監督のカリン・アルブーさんは、女優にしてもいいくらいの美人!  お父さんがアルジェリア出身のユダヤ人、お母さんはフランス人、 ご主人はイスラエル人という複雑なアイデンティティの持ち主で、 それも反映された映画といえます。

行け、生きろ、生まれ変われ』は、 エチオピアのユダヤ人を秘密裏にイスラエルに移住させたころに、 飢餓に苦しむキリスト教徒の母が、子どもだけは助けたいと、ユ ダヤ人だと偽らせてイスラエルに行かせる話。 主人公を演じたシラク君は、自分自身、子どもの頃、 実際に大変な思いをしてエチオピアからイスラエルに移民した経験の持ち主。 目の輝きが綺麗なキュートな青年でした。監督の両親はルーマニア系ユダヤ人で、 迫害を受けてフランスに亡命したというご経歴。心の痛みを体験した人の作品には、 力強さと真実の愛がこもっていると感じました。この作品は、配給が付いたので、 いずれ公開される予定です。 「日本中のお母さんに見て欲しい作品です」と監督のメッセージを頂きました。 インタビューの詳細は、65号に掲載予定です。こちらも読んでいただければ嬉しいです。

(咲)

2005/6/19 (Sun)

先週はせっせとフランス映画祭試写に通った。 当日、雰囲気を楽しみながら観られたら一番いいのだけれど、いかんせん横浜へ往復する時間がない。 取材は(梅)さんと(咲)さんがしてくれました。65号の特集をお楽しみに。
何本も観てつくづく思ったのは、フランス人って恋愛とセックスにとってもマメだと言うことだ。 映画の中だけ特別ではないだろう。 カラーが違う『行け、生きろ、生まれ変われ』は、 平和の中だけで育った人には作れない作品と思ったら、ルーマニア生まれの監督さんだった。 エチオピア人の母親の強いまなざしが忘れられない。

イラン・イラク映画『亀も空を飛ぶ』(9月公開予定)も難民の子供の話だったが、 衝撃が大きくて涙も出なかった。 『マザー・テレサ』試写で、会議中机上のペットボトルの値段を聞き、 「それだけあったら○○ができる」というシーンに実践の人、と思う。

土曜日、高校時代の友人たちと○○年ぶりに会った。 お土産代わりにシネジャ本誌を「読んでね」と渡す。

(しらいし)

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2005年6月第2週
2005/6/12 (Sun)

イン・ザ・プール』を観たあと、 同じオダギリジョー君の出る『メゾン・ド・ヒミコ』完成披露試写の舞台挨拶へ。 先に観た役が役なので、舞台上のオダギリ君を見るとなんだかおかしくて困りました。 『メゾン・ド・ヒミコ』では田中泯さんの若き恋人という初のゲイ役。 ほかに上映中の『オペレッタ狸御殿』、 11日から公開の『夢の中へ』に出演。 秋には『メゾン・ド・ヒミコ』、 『忍 SHINOBI』が公開されます。人気ですねー。 ご挨拶詳細はのちほど。

翌日劇場で『最後の恋の始め方』・・・ 予想通りの展開となるもウィル・スミスがかっこよく&ハッピーな作品

(白)


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2005年6月第1週
2005/6/5 (Sun)

同じ時間に重なって選んだほうの試写会が満席、まだ時間はあったのに人気らしい。 残念だが出直し。時間をつぶしてから『マラソン』プレミア試写会の舞台挨拶取材に行く。立ち見が出るほどの盛況。前列は画面を見上げる姿勢になり、鑑賞には辛いがゲストがすぐそこ。観客の方たちは「映画は後でも見られるけど、ゲストは今日だけだから」と前寄りに。そうだよねぇ。撮影は座ったままだと下からあおる形になるので、パッと立って撮る。ゲストの綾戸智絵さんは小柄なのにとってもパワフル。

ルパン』の試写を早くも観せてもらったので、関連作品をと『マリー・アントワ ネットの首飾り』(ヒラリー・スワンク主演。クリストファー・ウォーケンのカリオストロ伯爵が出てきます)と、サロメ監督の前作『ルーヴルの怪人』DVDをレンタル。 こちらもエンタメ作品で楽しめました。

(白)


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2005年5月第5週
2005/5/30 (Mon)

月末が近づくと映画で忙しくなるのをなんとかしなければ。 試写は2本、あと『ミリオンダラー・ベイビー』記者会見に行きました。 ヒラリー・スワンクさんとっても綺麗でした。足が細ーい!!  モーガン・フリーマン氏はずいぶん大きい人で、温かみと品がありました。 記事を後でアップしてもらいますね。

観逃していた『Shall we dance?』へ。日本版が大好きだったので、 リメイク版をあんまり期待せずに行ったけれど、観終わっていい気持ちになる映画。 なんといってもリチャード・ギア素敵!バラの花持ってタキシードでっせ、あなた!  日本版にはこれは無理ですね。ハリウッド俳優だからこそ。スーザン・サランドン奥様、 襟開けすぎです。襲われます。ジェニファー・ロペスおさえてました。 竹中直人、渡辺えり子役は本人たちにはかないません。

そして『コンスタンティン』へ。 聖書に詳しければもっと楽しめたかも。最後の最後まで観ていないと、 「おち」を見逃します。エンドロール長いよー。途中にもちらほら入れてくれれば、 みんな席立たないのに。

土曜はキネカ大森のアジア映画講座「大森塾」へ。 『男たちの挽歌』と香港ノワールの変遷・・・ 水田講師のマシンガントーク快調でした。

(しらいし)


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2005年5月第4週
2005/5/23 (Mon)

友達が当選した試写会『ミリオンダラー・ベイビー』に行く。 アカデミー賞4部門制覇の作品だけあって、よみうりホールは満杯。 トレーナーのフランキー(クリント・イーストウッド)とプロボクサーとなったマギー (ヒラリー・スワンク)のサクセスストーリーに、 彼らの背景も絡ませて進んでいくが突然不幸に見舞われる。 家族との絆が結べない二人が父娘のようになっていくのを、 スクラップ(モーガン・フリーマン)が出すぎずにじっと見つめている。 重くて辛いけれど受賞が納得の映画だった。

ほかに、もう作品紹介にのっている『恋する神父』、 これは純情な神父役のクォン・サンウがとってもいい。

週末甥っ子と『交渉人 真下正義』、 『名探偵コナン水平線上の陰謀(ストラテジー)』を観る。 大人気の『踊る大捜査線』 のユースケ・サンタマリアが主人公だけれど、 この人は緊張感を一休みさせるので、國村隼や寺島進の濃いキャラのほうが目だっていた。 特定しないほうがいいのかもしれないけど、そうやって終わらせるなんてずるいぞ! コナンくんの題名、わざわざ(ストラテジー)ってつけるのはなぜなんだ?

(しらいし)


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2005年5月第3週
2005/5/15 (Sun)

オペレッタ狸御殿』(オダギリジョー、チャン・ツーイー) の公開記念に、衛星劇場で鈴木清順と狸ムービーの特集をしている。 狸モノは 『歌ふ狸御殿』('42)からなぜか何本も作られていて、 昨日たまたま観たのが『大当り狸御殿』('58東宝) 美空ひばり、雪村いづみ主演。 他に『七変化狸御殿』('54松竹)も美空ひばり、 『初春狸御殿』('59大映) 『花くらべ狸道中』('61大映) の2本は市川雷蔵と若尾文子のコンビ。 どれも歌あり踊りありの歌謡映画で、鈴木監督の新作もこんなかな?

土曜の新宿で韓流シネマ・フェスティバルの『受取人不明』('01キム・ギドク)を観る。 立ち見ありの盛況。 監督本人が『春夏秋冬・・・そして春』から変わったと記者会見で話していたが、 その前なのでこれも「不幸せな人がさらに不幸せになっていく痛い話」。 そんな中に乾いたユーモアや家族の気持ちが繋がる場面も入っていて、 うーむとうなってしまう作品だった。

(しらいし)


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2005年5月第2週
2005/5/8 (Sun)

64号が店頭やお手元に届いているかと思います。 実は完成の直前、目次の中に間違いを見つけ、5字分のシールを作ってせっせと貼ったのでした(汗)。 他にもいろいろありました。次号ではこんなことのないよう気をつけます。 カラーグラビアもない雑誌ですが、よそにはない記事がみっちりつまっております。 ゆっくりご覧になってください。

観た映画・・・『バッド・エデュケーション』、『ベアテの贈りもの』を一人で。 『ウィスキー』、『甘い人生』を友達と。 観終わってわーわーと話すのが楽しい。 『ウィスキー』は結末をどんと観客にほうってよこす感じで、どうなると思う?と賑やか。 香港ノワール&アクションを散々観てきた我々に『甘い人生』は「甘いね」でした。 すいません。ほんの少しだけ登場するエリックが「おおーっ」と目を奪う存在感で驚き!

(しらいし)


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2005年5月第1週
2005/5/1 (Sun)

尼崎の脱線事故の詳細が伝えられるたび、なんでこうなってしまったのだろうとため息が出ます。 遺族のかたがたの怒りと悲しみは察するにあまりあります。合掌。

(しらいし)


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2005年4月第4週
2005/4/24 (Sun)

4月3日の日記で書いたカン・サネのライブつき 『シャウト オブ アジア』 先行ロードショーに行ってきました。 MARIEさんや監督、日韓のプロデューサーも登壇し、 目の前で二人の歌を聞けてほんと嬉しかったです。 この時期だからこそみんなに観て欲しい映画でした。

そして本日、ひょんなことからご縁ができたイベントで シネジャを売らせていただくことができました。ありがとうございました♪  スタッフといっても普通の会社とは違うので、 みんなができることをやっていかないと後が続きません。 でも動いたらその分出会うこともあり、楽しい一日となりました。

(しらいし)


15日から始まったアラブ映画祭も24日で終了。 フランス映画祭で観た『ビバ!アルジェリア』を除き、 すべての映画と講演会をこなしました。 どの映画も素晴らしく、かつ、いろいろ考えさせられました。 中でも、『忘却のバグダッド』は目から鱗でした。 もう2千年以上にわたりイラクに住み、母語はアラビア語で、ユダヤ人という以前に、 イラク人という意識を持っていたユダヤ人たちが、財産も持ち出せず、 かばん一つで国を追い出され、半ば強制移住のような形でイスラエルに行ったということを知り、 さて、ほかの国ではどうだったのか?と。 『ルート181』では、 モロッコから移住したユダヤ人女性が、イスラエルの諜報部員たちと一緒になって、 イスラエルはバラ色の国・・・と、皆に移民を煽ったと語るくだりがありました。 (在日の人たちがこぞって北朝鮮への帰国したことを思い起こさせられました。) 今や、壁と銃に守られて生活するイスラエルの人たち・・・、 宗教や民族を越えて、共生できる日を願うばかりです。

木曜日には、カン・サネさんにインタビュー。彼の奥様は日本人。 何語で会話しているのかと思い、「奥様とは・・・」と切り出したら、 すかさず「仲いいです!」 (はいはい!) たまたま日本で育った女性と出会ったと語り、ボーダレスでいいなぁ〜と。 『シャウト オブ アジア』も、まさにそんな映画。

そして、アラブ映画祭の最終日、合間をぬって、 レスリー追悼の会に行ってきました。(ぐっとモードが変わる!)  お仲間と少人数で集まってレスリーを偲ぶことはあっても、 こうした大きな会場での会に行くのは初めて。会場に入ると、 溢れんばかりのレスリーの写真!  レスリーから、どうだっ!と言わんばかりの目線がびしばし飛んできて、 「はい、これからもあなたのことは忘れません!」と心の中で誓った私です。 主催者の皆様、シネジャを買ってくださった皆様、ありがとうございました。

(かげやまさきこ)


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2005年4月第3週
2005/4/17 (Sun)

インファナル・アフェア 終極無間』の記者会見の取材に行く。 トニー・レオンとケリー・チャンが来日できず、残念。 アンドリュー・ラウ監督、アラン・マック監督、 脚本のフェリックス・チョンとアンディ・ラウ、男性ばかりだが会見場は満員御礼。 黒ブチ眼鏡のアンディは冗談交じりの回答の連発でサービス精神全開。 たくさんの取材をこなし、プレミア試写に2回出席して大阪へ発って行った。 この記事を最後に詰め込んで、64号編集終了。

64号 を入稿に行った印刷やさんは大きな自社ビルを持つ会社だった。 町の小さな印刷やさんをイメージしていたのでびっくり。 若い担当の方も親切で、間際にあたふたしている私をせかしもせず待ってくださってありがたい。 今回は台割(何ページに何の記事と割り振りすること) を終えてから8P増加することにしたのだが、その訂正をきちんとしておかなかった私 ・・・慌てて記事を動かしたり書き足したりで冷や汗がどっと出た。 この失敗も次に生かせば無駄にはならない、と自分を慰める。 できるだけ早くお届けできるよう頑張ります。

(しらいし)


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2005年4月第2週
2005/4/10 (Sun)

先週桜が遅いと書いたら、急に暖い日が続き「観測史上最短」=開花から満開まで2日間= で桜が咲きました。4月5日試写室を出てすぐ撮った写真をおまけにつけてみました。 最後のは2日後の我が家の近所。

桜 桜
桜

生まれて初めて「能・狂言」鑑賞をしましたが、うーむ、カルチャーショック!
確かに日本語なのに、わからない〜。普段耳にする言葉ではありませんが、 外国語なみです(解説は読みました)。 夜桜の下の雰囲気を楽しめばいいか、と居直りましたが動きがないと辛い。 お囃子や衣装を見るのは楽しいのですが、ああ、しかしもすこしとっとと進まないものでしょうか。

最後の演目「雷電」は、 大宰府に流された菅原道真の怨念と大僧正の攻防というドラマチックなもので、 衣装も面(おもて)も派手。次は視界が開けたところで観たいものです (前の席のおじ様の座高が高くて・・・泣)。

(しらいし)


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2005年3月第5週・4月第1週
2005/4/3 (Sun)

この春は桜が遅いですね。いつもは入学式あたりが花吹雪なのに。 先週はマメに映画に行きました。

いぬのえいが』でボロ泣き。 愛犬家はハンカチ・ティッシュを忘れずに。
エターナル・サンシャイン』ストーリーは面白いのに、 めまぐるしくていまいち乗り切れず。記憶を消す人たちがひどい〜! 辛口ファンタジー&ラブストーリー。
オオカミの誘惑』イケメン二人に愛される普通の女の子。 お約束のあれこれが出てくる少女漫画のようなんだけど、3人が生き生きしていていい。 ドンウォン君可愛いです。アップのシーンなんて花や☆をしょってるようでした。
バンジージャンプする』は土曜の第一回目というのに満席。 映画祭で見逃してしまった冒頭部分をやっと見ることができた。 あとに続く大事な場面があって、やっぱり映画はきちんと全部観なくてはと反省。 イ・ウンジュがつくづく惜しいと思う・・・。
他に試写3本。『シャウト オブ アジア』でにわかにカン・サネのファンとなる。 22日の上映&ライブチケットも買いました。あらためてアジア人を自覚。

(しらいし)


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2005年3月第4週
2005/3/27 (Sun)

64号編集日。いつも同じ人に負担がかからないよう、今回は2人組でまとめと進行の担当。 これを順繰りにやれば、みんながいろいろ経験して、それぞれの苦労もわかるというわけです。 さてその成果は本誌をご覧ください(変わりは見えなかったりして)。

先週は『レジェンド 三蔵法師の秘宝』 の宣伝にミシェル・ヨーが来日記者会見。 私は『グリーン・デスティニー』以来 (『SAYURI』記者会見にも出席したようですが) なのですが、ちっとも変わりなく、あいかわらずのプロポーションと華やかな笑顔! さすが元ミスですが、その後の研鑽怠りないからこそでしょう。 本誌に載せられなかった写真でそのスタイルのよさをご覧ください。

(しらいし)


(撮影:梅木)

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2005年3月第3週
2005/3/21 (Mon)

先送りにしてきた試写会の後がなくなり、先週は4本観に行く。 最終が近づくとどこも混んでくるので、なるべく早めに行っておけばいいのに、 ずるずると遅くなってしまうんだよね。はぁ。 映画が面白かったので原作本を買ってしまった。 「世にも不幸な物語」は児童書だけど、巻頭の言葉がふるっている。 「親愛なる読者諸兄へ まことに申しあげにくいことながら、 あなたがその手につかんでいるこの本は、非常に不愉快な本である。 ここに語られるのは可哀想な子供達の可哀想な物語だ。中略・・・・・ こういう話は我慢ならんというのであれば、どうか遠慮なくこの本はうっちゃって、 幸せ満載の読み物を手にとることをおすすめする次第である」 映画でももちろんここを採用、ちょっと言い換えてね。 いやいや、こういわれると観たくなるじゃありませんか。うまいなぁ。

ウォン・カーウァイ監督の『エロス』 (←チャン・チェンがとっても良かった!)公開記念に、 監督の代表作6作品が Bunkamura ル・シネマで連続上映されます。4月2日から2週間。 詳細は Bunkamura HP へ↓

http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup_wk.html

(しらいし)

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2005年3月第2週
2005/3/13 (Sun)

試写が4本のほか、ジェット・リーの舞台挨拶と記者会見。 映画は初夏予定なのに来日が早い。 スケジュールの都合かしら? 『ダニー・ザ・ドッグ』はご本人のいうとおり、 今までにないジェット・リーが観られる映画だった。ドラマ部分も良かったし。 ご報告は64号に載せますのでお楽しみに。 ダメ元でお願いした谷垣健治アクション監督の追加インタビューができることになって、 忙しい方なのに時間いっぱいまたお話を聞く。オフレコがいっぱいなのよ。役得役得。

個人的に注目の大森南朋くん(なぜか「くん」付け)の映画特集が今 渋谷のユーロスペースにて展開中。 詳細は公式HPを http://blog.livedoor.jp/nampo2005/

(しらいし)

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2005年3月第1週
2005/3/6 (Sun)

先週は『プリティ・プリンセス2 ロイヤルウエディング』も観たのでした。 お子様もキャッキャッと笑っていた平和な映画でした。 今も若々しいジュリー・アンドリュースが歌う場面が楽しい。 翌日観た『復讐者に憐れみを』はパク・チャヌク監督の復讐劇第1作、 誰も幸せになれない辛い映画だったので、この直後に観れば良かった。 しかし陰惨な話なのに目が離せず、監督の腕と役者のうまさに感嘆。 薄幸な姉とリュの住むアパートの壁紙で第2作の『オールド・ボーイ』 (これも痛い話)を思い出した。 激痛に七転八倒している姉に気づかないところ、納得いかず。 聞こえないのをカバーするのは目だから、 優しいリュはいつも姉を見られるように座るだろうと思うんだよね。 これは布石だったのか。隣室のエピソードもあるし。 後、今日までは野暮用が多くて映画を観る時間がなかった。原稿もまとめなくちゃ。

(しらいし)

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2005年2月第4週
2005/2/27 (Sun)

このところ家族が順にインフルエンザにかかり、記者会見 (ジャッキー・チェンやニコラス・ツェー、ダニエル・ウーが来日していたのに) や試写にもほとんど行けず、珍しく主婦していた。自分だけ元気でもダメなのね。 映画館のチケットが期限切れになってしまうので慌てて出かける。

オーシャンズ12』 は映画何本分もできそうな豪華な顔ぶれがみどころ。 中でジョージ・クルーニーが「俺50才に見える?」というセリフがあり (来日記者会見でも老けて見られると言ってたらしい)、ほんとはいくつなのか調べてみた。 ついでに他の出演者の分も。
ジョージ・クルーニー(43才)、 ブラッド・ピット(41才)、 ジュリア・ロバーツ(37才)、 マット・デイモン (34才)、 キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(35才)、 アンディ・ガルシア(49才)ふーん。

ちなみに日本の俳優さんは真田広之(44才)、 豊川悦司(43才)、 香川照之(39才)、 鈴木京香(37才)、 藤木直人(34才)、 宮沢りえ、浅野忠信(31才)ってとこ。 だからなんだってこともないんですが。 

(しらいし)

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2005年2月第2週
2005/2/13 (Sun)

寒かった北海道から戻ったら東京はあったかい。 ありがたや・・・しかしそれにもすぐ慣れてしまって、やっぱり寒い。 井筒監督の『パッチギ!』を観る。 この年代に青春を過ごした人には懐かしい「オックス」に「マッシュルームカット」! わははーと笑い、切ない初恋に泣き、と満喫。 帰り道「イムジン河」のフレーズがぐるぐる回るのでありました。 別の日、池袋で『Ray/レイ』を観る。 満席!レイ・チャールズの波乱の人生に驚きつつ名曲をたっぷり楽しめる、 1粒で2度美味しい?映画。 コンサートDVDが欲しくなった。

(しらいし)

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2005年1月第5週
2005/1/30 (Sun)

今週はいい映画をたくさん観ることができたので、久しぶりにスタッフ日記で報告したくなりました。

まずは大好きなイ・ジョンジェの映画主演デビュー作『若い男』。 ジョンジェのファンと自認しながら、まだ観ていなかったのはお恥ずかしい限りだけど、 初演からこの演技! 凄い役者だなぁと再認識。 ペ・チャンホ監督の確かな映画づくりにも感嘆。 見終わったあと『太陽がいっぱい』を思い起こしました。 ヤマハホールで開かれている「日韓国交正常化40周年記念韓国映画祭」での上映だったのだけど、 空席も目立ちました。 30日上映のドンゴンの映画デビュー作『敗者復活戦』もまだ前売りを売っていて、 韓流といいながら、宣伝不足なのかな・・・。

次に、次号トークのお題『パッチギ!』。 井筒和幸監督作品は食わず嫌いで観たことがなかったけれど、 これは在日朝鮮人がテーマで観たいと思っていた作品。日本人が朝鮮人を演じているのも、 一部のベテラン俳優さんを除けば違和感がなかった。隣りでご覧になっていた老婦人、 寝息をたてていたと思ったら、「イムジン河」の曲が流れるたび、一緒に口ずさんでいました。 どんな思い出があるのか伺ってみたかったのに、 エンドロールが流れはじめたら席を立たれてしまいました。

翌日観にいった『故郷の香り』の飯野ホールでの一般試写会も、 映画の始まる前にわざわざ「足元が危ないので明るくなってからお立ちください」 とアナウンスがあったのに、暗い中帰る人が多かった。 エンドロールの最後の最後まで観て余韻に浸りたいし、チェックしたいことも色々あるのに、 立ち上がられて見えないのはほんとに不愉快。 映画を製作した人にも失礼じゃないか・・と思うのですが、 思えば香港じゃエンドロールの途中でよく幕が閉まってしまうなぁと。 (だから、ジャッキー・チェンはNG集を最後に流すの??) それはともかく、『故郷の香り』は、ちょっと切ない初恋の物語だけれど、 映像も素晴らしく、フォ・ジェンチイ監督が香川照之を起用してくれたのも嬉しい。

そして先週インタビューさせていただいたマイ・リースー監督の『天上草原』を、 やっとスクリーンで観ました。インタビューの前にビデオで拝見したのだけど、 壮大な内モンゴルの四季折々の風景や、美しい民族衣装はやっぱり大きな画面に限ります。 ぜひ皆さん劇場に足を運んでくださいね!

(かげやまさきこ)

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2005年1月第4週
2005/1/23 (Sun)

この10日間、バイトが半分の5日間あり、合間に試写と劇場あわせて8本の映画を観る。 忙しかった!試写分は作品紹介ご覧くださいね。

劇場分で特筆すべきは東映の大作『北の零年』、 吉永小百合○○記念作品でしょう、というくらい彼女の映画でした。 『故郷の香り』で泣かせた香川照之が、 今度は嫌味なほど現実的な男を演じていてうまい。一緒に観た友達が 「うちのお爺ちゃんも淡路島から開拓に入った」と言うので驚く。 別の日に会った友達も同じことを言ってさらに吃驚。ご先祖様同士が知り合いだったかも。

東劇で『野田版 鼠小僧』も観る。 勘三郎襲名も間近の中村勘九郎主演のシネマ歌舞伎で、特等席で舞台を見る気分が味わえる。 映画ゆえアップも引きもあり、汗みずくの熱演も、大掛かりな回り舞台も良く見える。 全席指定で前売りは1800円、当日は2000円。

2002年9月の中国映画祭で上映された『天上の草原』の公開が決定し、 マイ・リースー監督が来日。今回もインタビューさせていただけることになった。 21日約束の時間に駆けつけると、監督はお下げにして可愛いチャイナ服といういでたち。 前より若いではないですか!前回は作品そのものについて伺ったので、 今回はモンゴルでの映画制作の現状・周辺についての話を中心に 40分はあっというまに過ぎてしまった。64号でのご報告となります。

(しらいし)

以前の記事 本誌57号  2002年WEB版特別記事

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2005年1月第2週
2005/1/9 (Sun)

暦どおり寒い日が続きました。映画館は暖かいので暖房費節約に出かけています(嘘)。
池袋で『草の乱』を観る。明治17年の「秩父事件」の映画で、たくさんの若い俳優さんが出演。林隆三さんが久しぶり。こういう史実を扱ったものを観ると、日本の近代史を全然知らないのに我ながら恥じいるばかり。政府にとっては反乱軍だったから余計に知られていないのかもしれない。
本当に戦うべき相手は政府であったのに、農民たちの目前の敵になってしまったのは高利貸や警官や役所の人間。狭い村の中、互いに知り合いや友人ではなかったのだろうか?村の男達が皆出て行って死んだり、処罰されたりして残った家族はどうしたのだろう?彼らの死を私は無駄にしていないだろうか?
この後『失われた龍の系譜〜トレース・オブ・ア・ドラゴン』試写に行き、『草の乱』と合わせて奇しくも日中のこの100年ほどの歴史の一部を観ることになった。本名を隠して別の人間として生きたというのも同じ。「人に歴史あり」というけれどジャッキーのご両親はすごすぎ。翌日は『サマリア』試写。綺麗で痛い映画だった。

(しらいし)

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2005年1月第1週
2005/1/3 (Mon)

新年おめでとうございます。
昨年は天災の多い年でしたが、 押し詰まってからのスマトラ島沖地震やインド洋津波のニュースに驚きました。 被害に遭われた方々の無事を祈ります。 モルジブへ家族で出かけていたジェット・リーも一時連絡がつかないと報じられましたが、 無事だったようです。復興のためにできることを考えなくちゃ。とにかく募金かな。

さて本日はアニメを2本。 短編の『岸辺の二人』は絵本を見ているようでした。 シンプルな線で、父の帰りを待って成長して行く娘を描いています。風と影が絶妙。 亡くなった父を思い出してどーっと涙。
2本目は思い切りデフォルメされた人物が不思議な感覚の 『ベルヴィル・ランデブー』。 これは元気なばーちゃんと音楽が好き。ランチを食べてもう1本。 1日から公開になった『カンフー・ハッスル』はミラノ座で。 けっこうな入りであちこちで上がる笑い声にほっとしました(なぜか身内感覚)。 今年もたくさん面白い映画に出会えますように。

(しらいし)

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