女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

舞台挨拶付き試写会レポート(8月29日@イイノホール)

パク・クァンヒョン、シン・ハギュン、カン・ヘジョン、チョン・ジェヨン

 10月28日より公開される『トンマッコルへようこそ』の試写会に監督と主演俳優の3人が来日し舞台挨拶を行いました。
イイノホールで行われた試写会への招待状は、本シネマジャーナルWEBでもプレゼント企画を行いましたが、当選された方々は楽しんでこられましたでしょうか?

 パク監督とカン・ヘジョンさん、チョン・ジェヨンさんは来日舞台挨拶を経験済みですが、シン・ハギュンさんは初のお目見えでした。ファンの皆さんの期待と意気込みは相当のもので、観客席の最前列で横断幕や手作り応援団扇を用意してスタンバっていらっしゃいました。そしていよいよ監督たちの登場です。

ゲスト:パク・クァンヒョン監督、シン・ハギュン、チョン・ジェヨン、カン・ヘジョン
司会:伊藤さとり

*** ご挨拶 ***

監督:皆さんにお会いできて嬉しく思っています。今日は沢山の方々に来ていただいて、大変光栄に思っています。そして緊張もしています。

チョン:コンバンハ!(大歓声に少々照れ気味)
映画の公開にあたり日本にまいりましたが、このように暖かく迎えていただいて非常に有りがたく思っています。以前に『シルミド』の公開に合わせて来日し、舞台挨拶を一度したことがあるのですが、その時と同じように今回もこのように暖かく迎えていただいたことに対して本当に感謝しています。
この映画の内容は、韓国の特殊な状況、戦争を扱ったものではありますが、皆さんにリラックスしいて観ていただければ必ずや共感し、面白い映画だと思っていただけると思います。来ていただいた皆さん、ホントニカワイイデスネ(笑 ここだけ日本語)。

カン:こんばんは。この映画を通して皆さんにご挨拶できる機会を給わりまして、非常に嬉しく思っています。今回わたしはこの映画のPRのために日本に来たわけですが、試写会にもかかわらずこんなに大勢の方に来ていただいて、またこういった皆さまにお会いできる機会を設けることができ、嬉しく思うと同時に、とても胸がドキドキしています。映画が公開されてもずっとこうであって欲しいと思っています。ありがとうございます。

シン:皆さんにお会いできて、とても嬉しいです。シン・ハギュンです。特別にご挨拶の言葉は準備してこなかったのですが、丁度今は夕飯の時間ですよね。皆さん、お食事はしてこられましたでしょうか?(会場笑)
わたしの出演した映画はこれまでに日本で公開されたことはあったのですが、このように公開に合わせて舞台挨拶を行うというのは、わたしにとっては初めてのことです。この作品は韓国で多くの方に気に入っていただいた作品なのですが、日本の方はどの様な反応をみせてくれるのか、とても期待していますし、緊張もしているところです。皆さん、楽しくご覧下さい。そして、もしお食事がまだの方は、映画の上映が終わった後に是非お食事に行って下さい。(会場笑)

*** 質問 ***

日本へようこそと私から言わせていただきます。皆さんの日本の印象や、日本へ来て楽しみにしていることがありましたら、お聞かせ下さい。

監督:数ヶ月前にマスコミ試写を行ったときに日本へ来たので、今回は2度目になります。いつも意外だと思うのは、多分それほど多くの情報はないのではないかと思い、そんなに沢山の人には来ていただけないだろうと思っているのですが、来てみるといつも沢山の暖かい笑顔に迎えていただいて、本当にありがたく思っています。そして見渡した印象では男性よりも女性の方が多いようですね。この映画は戦争を描いた映画なのですが、女性が沢山観に来て下さったというのは、思いがけないことです。どうか皆さん、この映画の間、幸せな時間を過ごして下さい。

チョン:わたしが日本に来るのは今回で4回目になると思います。来るたびに新鮮な感じがして、韓国に帰るとまた来たいと思ってしまいます。理由はわかりませんが、わたしが日本に対して持っているイメージは非常に清潔でさわやかなものです。物価が高いのがちょっと負担ではありますが。この作品は日本で公開される韓国映画の中で一番上手くいくのではないかと、個人的には思っています。その理由はこの映画をご覧になっていただければわかると思います。楽しんで観て下さい。

カン:わたしは個人的によく日本に来ていますので、今更特徴的だという印象を挙げるには、日本に慣れすぎてしまったかなという気がします。今、とても緊張しています。その理由のひとつは、とても体系的に準備をして下さったからではないかと思います。それにこんなに多くの方々に来ていただいたからというのもあります。わたしの日本に対するイメージは、とても体系的で、関心を持って下さっている方々が沢山いるというものです。
次に日本でやりたいことですが、これはもう既に終わらせてしまいました。実はわたしの友人がワーキング・ビザで日本に来ているのですが、昨日彼女に会って、誕生日のお祝いを済ませてしまったので、もうやるべきことはやってしまいました。後に残されていることはPR活動を一所懸命頑張ることだけです。

シン:わたしは食べることが大好きなんですね。日本の食べ物も口にあって、いつも帰る間際になると「もっと食べて帰りたいなぁ」と思っています。お酒もとてもおいしいです。これからやることは、この舞台挨拶が終わったら一杯飲みに行くことです。

昨日、チョン・ジェヨンさんたちとお酒を飲みに行ったと伺っていますが?

シン:はい、飲みました。

お好きなおつまみとかあるんですか?

チョン:前回来たときにおいしかったという印象が有ったので、来るやいなや食べに行ったんですけど、エビです。(エービーと日本語で言ってました!)

シン:参考までに申し上げますと、昨日、彼は20匹ぐらい食べていました。(会場爆笑)

シン・ハギュンさんも同じものがお好きなんですか?

シン:ええ、一緒に飲みました。その前に食事に行ったんですが、日本の伝統のある鰻屋さんに行きまして、鰻重を食べました。

この映画が韓国でヒットした要因、作品の魅力について教えて下さい。

監督:ヒットの要因というのは監督にもわからないものなので、あくまでも推測ですが・・・ これまでも韓国では戦争をテーマにした映画はいくつも作られてきました。しかし、いずれも悲劇的な結末で終わってしまったり、戦闘の暴力性というものが強く打ち出されている作品が多かったと思います。それに対してこの作品は、戦争をしないでいかに平和に暮らすか、その方法を紹介している映画なんです。それと同時に、わたしたちがとても大切にすべきなのにも関わらず、忘れて過ごしている純粋な気持ちというのも描かれているので、おそらくそういったところが皆さんの気に入ってくださった点なのではないかと思います。

チョン:アノォ〜(笑)、多分、自分が出ていたからじゃないでしょうか、ハッハッハッ!(微妙に照れていて、会場爆笑)
ま、これは冗談ですが、韓国でこの映画が多くの人に気に入ってもらえた理由は、この映画が戦争という非常に暗い素材を扱っているにもかかわらず、戦争そのものよりも、村人の純粋さに接することによって、どんどんと純化されていく軍人たちの心に焦点を当てているからではないかと思います。殺伐とした世の中に住む現代人に、もう一度立ち止まって振り返る機会を与えた。ですから皆さんの共感を呼び、ヒットへと繋がったのではないかと思います。
もう一つは、監督の独特で新しい試み、今までの映画では観ることの出来なかった工夫が、作品の至る所に施されている。それらが見所となったのではないでしょうか。

カン:この映画の中に込められたメッセージは色々あると思いますが、その中に「平和」というのがあると思います。「平和」に対して拒絶反応を示す方は、おそらくいないでしょう。ですから、多くの方々が「平和」に対する気持ちを共有したいと思ったからではないでしょうか。
ある人がこんなことを言っていました。「哲学的で頭の痛い歌は明るく歌った方がいい」難しくて、辛くて、皆が扱いたくない素材に対して、監督が繊細な精神を込めて、ビジュアル的にもメッセージ的にも不足の無いよう十分に観せてくれたからではないかと思います。
とにかくその理由は、皆さんが劇場に来るまではわからないと思うのですが、多分、劇場で座って観ている間にハッピーなウイルスが皆さんに入ってくるのではないかなと思います。

シン:ヒットの理由は他の3人が言って下さったように、やはり共感できる点が多いというのがあると思います。あくまでもわたしの考えですが・・・ わたしたちの生きているこの世界というのは、いまだに戦場のような現代社会ではないかと思います。そういったところで生きていると、お互いに理解ができなかったり、傷ついたり、傷つけたり、とても夢を持てる世界ではないかのように思えるのですが、この映画の中にはまるで夢を見ているような、童話のような世界が描かれているので、その点に皆さんが共感して下さったのではないかと思います。






シン・ハギュン氏応援団
シン・ハギュン氏応援団
熱い!









パク・クァンヒョン
パク・クァンヒョン監督
上着がこの前と同じでは・・・










チョン・ジェヨン
チョン・ジェヨンさん







カン・ヘジョン
カン・ヘジョンさん








シン・ハギュン
シン・ハギュンさん








チョン・ジェヨン
エビ好き








カン・ヘジョン
映画とは随分と雰囲気違うけど、
細身で可愛い!






シン・ハギュン
終始ニッコニコ
でもそのヘアスタイルは・・・








作品紹介はこちら

特別記事『トンマッコルへようこそ』パク・クァンヒョン監督&久石譲舞台挨拶レポートもご覧下さい。

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(取材・まとめ・写真:梅木)

記者会見レポート(8月31日)

チョン・ジェヨン カン・ヘジョン シン・ハギュン パク・クァンヒョン監督
(登場・着席順)

8月31日(木)、都内ホテルにおいて『トンマッコルへようこそ』記者会見が行われました。29日特別試写会の舞台挨拶と同じく、チョン・ジェヨンさん、カン・ヘジョンさん、シン・ハギュンさんそれにパク・クァンヒョン監督の4人が登場しました。報道陣は200名あまりいたでしょうか。仲良しだというジェヨンさん、ハギュンさん二人のやりとりが楽しく、間にはさまったカン・ヘジョンさんも大笑いでした。通訳をはさむと可笑しさがワンテンポ遅れてしまうのが、とても残念。

パク・クァンヒョン、シン・ハギュン、カン・ヘジョン、チョン・ジェヨン

チョン:北の将校を演じましたチョン・ジェヨンです。この作品が日本で紹介されることになり心が高ぶっています。日本の皆様どうか楽しんで、暖かい気持でご覧になってください。

カン:こんにちは。カン・ヘジョンです。今日はたくさんの記者の方々が集まってくださり、そして関心を持っていただきほんとにありがたく思っております。多くの方に劇場に足を運んでいただけるよう、どうかみなさんのお力を貸してください。ありがとうございます。

シン:韓国の将校の役を演じましたシン・ハギュンです。韓国で受け入れられたように日本でも多くの方々に観ていただければ嬉しいです。

監督:こんにちは、監督をつとめましたパク・クァンヒョンと申します。実はこの映画の製作は非常に大変でして、なかなか映画各界に関心を得ることができませんでした。映画を作っている当初は、日本でまで紹介されるとは全く思ってもみませんでしたし、今夢のようで嬉しく思っています。この映画にこめた私たちの心を感じ取っていただければと思います。

Q:『トンマッコルにようこそ』の舞台版と映画との演技の違いを。またチャン・ジン監督からなにかアドバイスなどあったでしょうか?

チョン:舞台版には私とシン・ハギュンが出ていますが、私は将校ではなく舞台版だけにいる解説者兼ナレーションの役割でした。舞台では動くか、セリフを言うかしますが、映画ではセリフや動きがなくても、カメラにとらえられたとき何らかの感情が現れてきます。映画のほうが内面を強く打ち出すことができると思います。チャン・ジン監督には「どうかお願いだからいい演技を見せてくれ。原作の持ち味を損なわないようにしっかり頑張ってくれ」と言われました。

シン:先輩の意見とほぼ同じです。チャン・ジン監督とパク監督の出会いがいいシナジー効果を生み出したと思います。このような作品に参加できて、俳優として心から感謝しています。映画と舞台は表現方法が違うだけで本質的には全く同じだと思います。

パク・クァンヒョン、シン・ハギュン

司会:パク監督にはチャン・ジン監督から映画化するにあたって何かありましたか?

監督:映画化してみないかと言われて、1年6ヶ月かけてシナリオを書きました。チャン・ジン監督に見せると「面白くないな」と。なんて人だ!と思ったのですが、その後何度も話し合いを重ねてシナリオを練り直し、実際に撮影に入ってからはほぼ私に任せてくれました。初めて試写を観たときは、私たち二人ともとても幸福な気分になりました。二人がとてもいい具合に組み合わさったと思います。

Q:久石譲さんの音楽について

監督:シナリオを書いている間ずっと久石さんの音楽をかけていました。そうすることで多くの霊感や書き進める力を得たと思います。シナリオが完成したときには韓国の中で探そうと思いましたが、ぴったり来るものが見つかりませんでした。私は長編第一作ですが、久石さんは巨匠と言われる方です。恐らく無理かなと思いながらも思い切ってお願いしましたら、引き受けていただけました。作業を進める間お互いの気持もうまく交換しあえて息もあったと思います。久石さん自身も私たちの映画に参加したことを、とても楽しんでくださいました。

Q:カン・ヘジョンさんのキャスティングについて

監督:ヨイルの役の俳優を探しているときに、たまたまCMの撮影現場に行ったことがありました。カン・ヘジョンさんの撮影中でなく、休憩中の姿を見て「あ、いいんじゃないか」と思ったんです。そのときの彼女の行動がふつうの人と思えないような、ここではお話できないようなことも見られたので(笑)、この役にぴったりだとオファーをしました。すぐにOKはもらえず、3回くらい会っていろいろな話をしました。その中で子供のころ雨にうたれるのがとても好きだったとか、靴下で顔を拭いたとかという話を聞いて、映画の中に取り入れてみました。あらゆる力を注ぎ込んで彼女にお願いしましたら、私の気持をわかってくれたのか、あまりにも可哀想だと思ってくれたのか、ようやくOKしてもらえました(笑)。

カン:シナリオをいただいた時はすでに舞台公演は終わっていました。ビデオで観る方法もありましたが、やはり生の舞台とは違うので観るのはやめました。出来上がった映画を観ますと、監督がどんなふうに作りたいかと言っていたとおりのものでした。私から監督に「ヨイルは頭がおかしいのか、それともとても純粋なのか、どちらなんですか」と質問しましたら、3度目に会ったときにクールな顔で「純粋なんです」と言ってくれたので、出演を決めました。何回も会っているうちにギャラが上がるんじゃないかと思いまして(笑)、これは冗談です。
そのころ別の仕事もあったのですが、遅れてしまったりいろいろなことがあって、悩んでいるのがカメラに写ってしまっていたようです。監督からは「できるだけ今の考えを捨てて、頭の中を空っぽにしてくれ」と言われました。私もいつもの私が持っている前向きな考えでいようと思いました。ヨイルも前向きな考えを人に分けているような子です。努力しましたが、なかなか上手くできなかったかもしれません。申し訳ありません。

Q:大規模なセットを作るうえで大変だったことは?

監督:舞台版のトンマッコルはとても小さな村でした。チャン・ジン監督は、可愛い小さな村を探してロケを、と思っていたようです。しかし、私の頭に浮かんだのは、みんなが見たこともないような神秘的な空間であってほしいということでした。そこから葛藤が始まったわけです。そういうセットを作るにはかなりの製作費がかかります。私たちの映画はさほどの予算がありませんでしたので、大きな製作費を集めるのに苦労をしました。絶対に必要だと思いましたので、最後までそれに固執して作り上げました。結果的には私自身も、映画をご覧になったみなさんも満足するものになったと思います。

Q:俳優のみなさん、撮影時のエピソードを

チョン:私が先に話すと、この二人が「私も言おうと思ってた」と言うので、意表をついて順番を変えましょう(場内爆笑)。

司会:ではシン・ハギュンさんから(笑)

シン:こういうジェヨンさんみたいな人と1本撮るのがどんなに大変か、わかっていただけるでしょうか(笑)。冗談ですけど。映画を撮っている間はとても気持の良い旅行に行っているような感じでした。なかなか行けない自然の中で、四季の映画を撮れました。夜空を見上げると流れ星がいっぱい見えます。素敵な贈りものとなりました。多くの人がこの映画を好きになってくれると嬉しいです。

カン:この映画で体験した全てが私にとってはエピソードです。いい監督さん、ここにいらっしゃる立派な先輩たち、村人を演じた舞台の俳優さんたちと共演できたのは何よりの収穫でした。この映画を通して得られたのは人との縁だと思います。

チョン:今思うと寒いのに苦労したかな、それ以外はありません。監督は私たちの2倍も3倍も苦労したでしょう。ラストは冬の設定だったのに、撮影場所に雪がなくなってしまって雪のあるところを探し回ったりしました。草原でそりすべりをした場面がありますが、初めは緑だったのが後で撮るときには黄色になってしまって、スプレーで緑色に変えたりしました(笑)。調教したイノシシは野性味が足りなかったり、初めの1頭は出演拒否をしたので、2頭めを探したり。私たちは夜になるとキャンプファイヤーをしたりして楽しんでいました。

Q:ラストシーンは違ったものにはできなかったでしょうか?
蝶々が何度もでてきますが、これにはどんな思いがこめられているのでしょうか?

監督:戦争というものは、ほんとうに大切なもの愛すべきものを一挙に奪ってしまうのだ、というメッセージを私はこの映画で発したいと思ったのです。このラストにすることで、トンマッコルがいっそう美しく純粋なものとしてみなさんに観ていただけるのではないかと思います。二つめの質問の蝶々ですが、私が意味を語ると一つのイメージが固まり、みなさんが観るときにそれに囚われてしまいますので秘密にしておいたほうがいいでしょう。韓国のインターネットのサイトを見ますと、私がどこかで言及したのがみつかるかもしれません。

パク・クァンヒョン、シン・ハギュン、カン・ヘジョン、チョン・ジェヨン  シン・ハギュン、カン・ヘジョン、チョン・ジェヨン

Q:チョン・ジェヨンさんとシン・ハギュンさんは普段から仲が良いそうですね。ここでお互いの演技を褒めあっていただけますか(笑)?

シン:私がジェヨン先輩のことをどうしてどうこう言えるでしょう(笑)。私たちは学校時代からの先輩後輩ですし、舞台や映画でも一緒に仕事をさせていただいています。頼りにしていて影響をうけている方です。ここで私がチョン・ジェヨンさんの演技について評価することはできません。普段から大好きな方です。

司会:どういうところが大好きなんですか?

シン:僕の好きなタイプというわけではなく(笑)、あくまでも人間的に、また俳優として好きです。個人的に特別な感情があるわけではありません(笑)。

チョン:私たちが結婚するときはぜひおいでください(会場爆笑)。親しければ親しいほど、その本人を褒めたりしません。人前で夫が妻のことを褒めるようなもので、ちょっとおかしいというか照れくさいというところがあります。大学のときから友人あるいは兄弟のよう過ごしてきました。よく話したりお酒もたくさん飲んでいます。10数年こうなので、たしかに気が合うということでしょう。彼が僕のことを尊敬しているだとか、影響を受けているだとか言ってるのはこれはあくまでも「仮面」をかぶっていると思っていただけるといいです。誤解されるかも知れないので、決してみなさん信じないでください。日本にいる間に彼の仮面を外して帰りたいと思います(笑)。

司会:ありがとうございます。シン・ハギュンさんよろしいですか?

シン:なんと言われようとも、私は先輩が大好きです(場内爆笑)。

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(まとめ・写真:白石)
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