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女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
(1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
真夏の夜の夢

琉球ナイト開催

 7月25日(土)よりロードショー公開されている中江裕司監督最新作『真夏の夜の夢』。
 公開を記念して7月9日、公開劇場であるシネマート新宿で“琉球ナイト”イベントが開催され、中江裕司監督と、本作で船長を演じた沖縄を代表する民謡歌手、照屋政雄さんがトーク&ミニライブを行いました。照屋政雄さんは本作の他、中江監督作品『ホテル・ハイビスカス』でも父ちゃん役を好演しています。
 『真夏の夜の夢』上映後に開催されたイベントの模様をレポートします。

中江裕司、照屋政雄 中江裕司、照屋政雄
中江裕司監督と照屋政雄さん

中江裕司監督登場

「『恋しくて』を撮り終わった後、奥さんから「次これ」って感じで渡されたのが、この『真夏の夜の夢』です。それまでシェイクスピアの原作を読んだことはなかったけど面白いと思い、この人間と妖精の物語を沖縄に置き換え、キジムン(キジムナー)と人間とのストーリーを作りあげました。
 キジムンはガジュマルの大きな樹に宿る精霊で、昔は人間と共に暮らしていたといわれています。目撃談も、戦前はたくさんあったけど、戦後は少なくなったとのことです。沖縄の人たちの中で、目に見えないけど心の中で生きているものですね。結構いたずらもしたようです。たとえば金縛りは、キジムンの仕業だといわれていました。キジムンへの思いは、先祖への思いに通じるところがあり、人々の間の思いやりにも繋がっていた。そんな人間とキジムンの世界を、この作品では描きました」

照屋政雄

照屋政雄さん登場!

 髪の毛の話などをし、泊りがけで歌を聞いてほしいと言い、冗談ばかり言ってとても面白い人でした。
 そしてキジムンの話

照屋政雄
 「キジムンは樹の命であり主。樹から出てきて人間と遊びたがる。キジムンは自分にとって子供の頃の遊び友だちだった。プロレスごっこをしたけど勝ったためしがない。キジムンは風のようでもあり、気配を感じるもの」
 ひとしきりキジムン談義をして、子供の頃の思い出を語った後、「キジムンと遊んでいた頃のことを思い出して、キジムンの歌を歌います」と言って、照屋さんの歌が始まりました。

中江裕司、照屋政雄

 「ちょんちょんキジムナー」「なあくに」という歌を歌ったあとは、「カチャーシー」で盛り上がります。沖縄といえば、カチャーシーですね。最後は、みんなで踊って締めです。

『パイナップルツアーズ』『ナビィの恋』『ホテル・ハイビスカス』の中江裕司監督の最新作、『真夏の夜の夢』は、シェイクスピアの「夏の夜の夢」の舞台を沖縄に移した、人間とキジムンの物語です。映画のストーリーはシネマジャーナルの映画紹介コーナーを参照。

 脚本の中江素子さんは、以前シネマジャーナルのスタッフで、沖縄に関する映画も連載していました。シネマジャーナルでは、中江監督と仲間たちに関する作品を掲載した号がたくさんあります。それらを紹介します。

シネマジャーナル13号
『はれ日和 ぼくらのクソ記念日』日本映画NOWで紹介 中江裕司さんは製作と撮影で参加 製作 突貫小僧・琉球大学映画研究会
記事は本誌に
 
シネマジャーナル15号
『はれ日和』を斬っちゃうぞ と称して、當間早志監督自身の製作日記と絵コンテ掲載!
岩野素子さん(中江素子さん)による作品紹介
記事は本誌に
 
シネマジャーナル21号
『パイナップル・ツアーズ』製作に関わった大牟礼亮子さんのレポート
記事は本誌に
 
シネマジャーナル22号
『パイナップル・ツアーズ』シネジャスタッフによる感想リレー
ベルリン国際映画祭見聞記 沖縄を舞台にした作品
記事のWEB掲載あり
 
シネマジャーナル57号
『ホテル・ハイビスカス』紹介
記事は本誌に
 
シネマジャーナル58号
『ホテル・ハイビスカス』INベルリン
記事は本誌に
 
シネマジャーナル59号
『白百合クラブ 東京へ行く』紹介
記事は本誌に

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(文・写真:宮崎)
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