女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

青春ホスト・ムービー 『ウォーターズ』
完成披露試写会舞台挨拶レポート

2006年1月18日(水) 18:30〜 於:ヤクルトホール

ウォーターズ 場面写真
©2006“Waters”partners

日本初、ホストクラブを舞台に夢を追い求めた若者たちの痛快な青春映画 『ウォーターズ』 の完成披露試写会が開かれ、監督をはじめ、キャストが勢揃いして舞台挨拶が行われました。

司会:伊藤さとり
登壇者:西村了監督、小栗旬、松尾敏伸、須賀貴匡、桐島優介、平山広行、森本亮治、葛山信吾、真中瞳、成海璃子

司会:完成披露試写会、楽しみにしていらしていただいたことと思います。すごいですよ。青春ホスト・ムービーのキャストの方が今日は大集合しました。

続々と入場するキャストに、客席から熱い声援。

チカと7人のドアーフ
チカと7人のドアーフ(こびと)

司会:元ストリートパフォーマーのリョウヘイ役、小栗旬さんです。

小栗旬:皆さん、元気でしたか〜? わざわざ来ていただいてありがとうございます。いい感じに作れたと思いますので、楽しみにして観てください。

司会:ホスト役を演じた感想は?

小栗旬:新米ホストの役で完璧なホストというわけではなかったので・・  どうですかね?(と、ほかのキャストに同意を求める小栗に、「はい」の声)

司会:ホストって大変な仕事だと思うのですが、学んだことは?

小栗旬:何しろ完璧なホストの世界ではなかったので、そこまでのことは…

司会:次に、元実業団バスケットボール部のエース 直人役の松尾敏伸さんです。

松尾敏伸:(テンション高く) あけましておめでとうございます! 松尾敏伸でちゅ。

司会:手短に、ひと言どうぞ!

松尾敏伸:あけましておめでとうございます! (「言ったよ」の声がかかる)  OK、OK、頑張るぞ! ほんと、面白いです。まだ観てないんですけど(笑)。お父さん、お母さん、親戚、みんなで観ましょう!

須賀貴匡
須賀貴匡さん

司会:元青年実業家のユウキ役の須賀貴匡さんです。

須賀貴匡:駄目ホストをまとめました。 何かふってくれるんですよね?

司会:あ、はい! 撮影の思い出は?

須賀貴匡:常に7人一緒だったので、いろんなことをして遊んでました。

司会:元銀行員正彦役の桐島優介さんです。

桐島優介:こんばんは。(おとなしめの挨拶) 前の3人があんなこと(おどけたパフォーマンス)やると、やりにくいです。楽しい映画です。皆、仲がいいって言ってますが、僕はあまり仲良くしてもらってないっていうか… 「ええんちゃう?」の声。和気藹々の現場の伝わるフォローでした。)

司会:元板前鉄平役の平山広行さんです。

平山広行:見所はすべてです。楽しんで観てください。

森本亮治
森本亮治さん

司会:元実業団バスケットボール部エース直人の後輩ケイタ役の森本亮治さんです。

森本亮治:こんにちは!!! (元気!) 見所はと申しますと、直人の後輩で元バスケット選手なんですが、バスケットの試合のために松尾君とバスケの練習をいっぱいしたんですけど、試写を観たら、カッコいい試合のシーンがカットされててショックでした。想像して観てください。7人のチームワークが抜群なので、楽しんでください。

司会:元インテリア・コーディネーター進太郎役の葛山信吾さんです。

葛山信吾:たくさん集まってくださってありがとうございます。私一人、役の上でも、実際にも30代で妻子持ちです。ホストにチャレンジする男7人、暑い夏、色々頑張りました。学生時代の青春を感じた映画です。

司会:ブライダル企業の女社長美奈子役の真中瞳さんです。

真中瞳:7人のホストクラブに行きまして、役柄ではハマッてないんですけど、実際にこんなホストだったら、ハマるだろうなぁという7人でした。

司会:ホストクラブのオーナーの娘で重い心臓病の少女チカ役の成海璃子さんです。

成海璃子:チカ役は天真爛漫でキャピキャピしていて、今までやったことのない役柄で楽しかったです。

司会:最後に、この映画を作った西村了監督です。

監督:たくさんいらしてくださってありがとうございます。こんなキャラが作った映画なので、何も深いことを考えずに楽しんでいってください。

小栗旬、倖田來未
倖田さんより小栗さんに
花束贈呈

司会:ここでスペシャルゲストの登場です! 主題歌を歌った倖田來未さん!

花束を持って登場した倖田來未に、客席から歓声があがる。手を振って、ファンに応える倖田來未。
小栗旬に花束を贈呈。

倖田來未:ホストクラブってどんなところなのかなと思いながら観たのですが、素敵な感動する映画でした。「いやなことがあっても忘れよう」という歌詞が映画とコラボできたかなと思います。タキシードを着たメンズと会うことはないので、ドキドキしてます。

司会:こんなホストクラブはいかがでしたか?

倖田來未:ホストクラブってエンタテインメントの世界だなと思いました。歌手も皆を楽しませるという点では同じだなと。 23歳、ドキドキしました!

司会:小栗さん、隣に倖田來未さんがいて、いかがですか?

小栗旬:どういう角度から見ていいか・・・。あまり左側から見れないです。(胸元がV字型にぐっと開いたセクシーな黒のドレスに、とまどう小栗さん!) 凄い助っ人に来てもらって嬉しいです。

森本、平山、霧島、須賀、成海、小栗、倖田、松尾 平山、霧島、葛山、監督、成海、小栗、倖田、松尾、真中
後列:森本、平山、霧島、葛山、監督
前列:須賀、成海、小栗、倖田、松尾、真中

最後のフォトセッション。人数が多くて、私の位置からはどうしても全員一緒に入らない・・・(泣)。
にぎやかで楽しい舞台挨拶でした。

映画では、それぞれが元の職業を彷彿させてくれたのですが、舞台挨拶では、タキシード姿で、皆素敵なホストそのもの。人って、なろうと思えば、なりたいものになれるものだなぁと。そうは言ってもホストの世界は厳しいし、札びら撒けるほど稼ぐ女社長の仕事もハード。そこそこ仕事して、のんびり過ごしているのが楽だわ〜と、相変わらず向上心のない私です。

★ギャガ・コミュニケーションズ配給『ウォーターズ』
3月11日(土)シネマGAGA!ほか全国ロードショー

作品紹介はこちら → 『ウォーターズ』作品紹介

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(取材:景山咲子)
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