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女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
(1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

『真田十勇士』
-クランクアップ報告会見-

超豪華俳優陣が銀幕から飛び出し甲冑、着物姿で一挙大集結!


●日程: 3月17日(木)
●場所: 東京国際フォーラム ホールD7
●登壇者(敬称略): 中村勘九郎、松坂桃李、大島優子、加藤雅也、大竹しのぶ、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、青木健、堤幸彦監督

豊臣・徳川の最後の決戦“大坂の陣”から400年となる2014年、大ヒットを記録したスペクタクル超大作舞台「真田十勇士」が、同作品の演出を手がけた奇才・堤幸彦監督により超ド級のエンタテインメント・ムービーとして映画化され、“真田イヤー”と言われる2016年秋、9月22日(祝・木)に全国公開となります。また、本作の全国公開と同時期に、堤監督演出で舞台上演されることも決定し、<映画>と<舞台>を同時期に公開・上演するという、映画界・演劇界にとって史上初の画期的な試み、<世紀のダブルプロジェクト>がいよいよ本格的に始動します。

*作品概要* 天下の名将と名高い真田幸村が実は腰抜けの武将であった、という人気脚本家マキノノゾミが大胆な発想で手がけ、堤幸彦監督により超ド級のエンタテインメント・ムービー『真田十勇士』幸村を本物の立派な武将に仕立てるため、猿飛佐助が大博打に打って出る。抜け忍仲間の霧隠才蔵を筆頭に、才蔵の手下である三好兄弟(清海・伊三)、数々の戦を戦い抜いてきた由利鎌之助や筧十蔵、頭脳明晰な海野六郎や真田幸村の息子・真田大助。その大助の剣術指導者・望月六郎、更に十勇士の成りすましとして拘束されながらも、最後に迎えられる根津甚八。超個性的な10人が集まり、《真田十勇士》を結成。いざ、徳川軍との決戦に挑んで行く!

配給:松竹・日活
◆9月22日(木・祝)全国超拡大ロードショー!

先日、約2ヶ月半に及ぶ撮影がクランクアップを迎えた本作の「クランクアップ報告会見」が、主演で猿飛佐助役の中村勘九郎さん、霧隠才蔵役の松坂桃李さん、火垂役の大島優子さんをはじめ、永山絢斗さん、加藤和樹さん、高橋光臣さん、駿河太郎さん、村井良大さん、荒井敦史さん、青木健さんの十勇士メンバーが勢揃いし、更に、加藤雅也さん、大竹しのぶさん、石垣佑磨さん、そして、本作を手がける堤幸彦監督など【総勢14名】の超豪華布陣で行われました。


まずは、和太鼓団体<信州上田・真田陣太鼓保存会>による勇壮な和太鼓が披露されました。

そのあと、出演キャストが劇中の甲冑や着物に身を包み、左右両サイドから次々に登壇。


1.猿飛佐助役の中村勘九郎さん



2.霧隠才蔵役の松坂桃李さん
  (一瞬の挨拶をうまく撮れず、舞台にあがって中村勘九郎さんと挨拶する姿をお届けします)


3.火垂役の大島優子さん



4.加藤雅也さん



5.大竹しのぶさん  後姿も素敵♪



6.永山絢斗さん



7.加藤和樹さん



8.高橋光臣さん



9.石垣佑磨さん



10.駿河太郎さん



11.村井良大さん



12.荒井敦史さん



13.青木健さん



◎中村勘九郎ほかキャストが撮影の過酷さを語る


最後に堤幸彦監督が登壇し、全員が舞台に揃い、撮影中のエピソードや本作に掛ける想いなどを語りました。

中村:まずは、本当に過酷だった撮影が終わりまして、このようなクランクアップ会見ができたことを嬉しく思います。2014年にあった舞台中に『映画にしてくださいよ~』と冗談で言っていたら本当になってしまって、さすが堤監督だなと思いました。撮影は過酷でした。時代劇、戦国ものである程度は覚悟していましたが、予想以上の大変さで。顔だけでなく心の中もかっこよく美しい俳優陣、優秀で信頼のできるスタッフのおかげで無事に撮影を終えました。セットは豪華で、ロケ地も広大で、夢みたいな2ヶ月半でした。飛べない設定だったのでワイヤーアクションはなかったのですが、松坂くんに抱えられて飛ぶシーンがあってとても楽しかったです。そして、日本で阿部寛さんと石垣佑磨さんしかやっていないエアラム(※アクションシーン用の器具)ができてよかったです。この作品に参加できたことを誇りに思っています。今までにない時代劇、映画になっていると思いますのでご期待ください。


中村勘九郎さん

松坂:台本からは想像できないことがたくさん起こっていまして、空を飛んだり、馬とともに走ったり、敵陣に突っ込み、敵兵をバッサバッサと切ったり、忍者は少年漫画を地で行くような動きの連続だなと思い、楽しい日々を過ごしていました。「馬と一緒に走ってください」と堤監督に言われて、「馬に乗るんですか?」と聞くと、「いや、馬と一緒に並走して走ってください」と言われて。「何を言ってるんだろうか?」と思ったのですが(笑)。不可能を可能にする監督だなと思いました(笑)。作品ができるのがすごく楽しみですし、子供から大人までたくさんの方に見ていただける作品になるのではと思っております。楽しみにしていてください。


松坂桃李さん

大島:女性は一人しかいなくて、男くさい現場だなと思いました(笑)。みなさんすごく仲が良く、現場は朗らかで雰囲気はとてもよかったです。撮影に入るとキリッと顔が変わるん姿に、遠目から見て素敵だなと思っていました。(会場で流れた映像を見て)この素敵な空間が映像にも伝わっているんだなということを確信しましたし、何よりもみなさんの殺陣とアクションがとてもかっこいいです。現場スタッフさんたちも大変そうでしたが、武士のように闘っている姿を見て本当にかっこいいなと思っていました。
監督はなんでも私にやらせるんですが(笑)、今回は木を縦に走るアクションをワイヤーでやりました。なかなか難しかったですが、いい経験になりました。堤監督は何度かご一緒させていただいていますが、イチイチすごいなと思いました。細かなところまで行き届いていて、迫力のある斬新なものをお届けするというパワーを秘めている方だなと思って、今回もご一緒させていただけることをとても嬉しく思っています。圧倒的な映像を楽しみにしていてください。


大島優子さん

加藤(雅):撮影中、1回だけ昼食がはいって、ほかはつなぎ(※軽食)で昼食時間がありませんでした(笑)。また、鎧をつけているので脱ぐと時間がかかるのでトイレにいけないため、あまり飲まず食わずで撮影していたのがすごく思い出に残っています。自分が演じた幸村というキャラクターは希代の名将と言われていた人物。そんな偉大な人間が実は気が弱かった、彼の功績はすべて偶然だった、という設定が非常に気に入っています。堤監督とは、どの程度までコメディをやればいいのか、最後死を覚悟したときに修羅のごとく立ち向かって本当の武将になる姿を描きたい、そこでのさじ加減がうまくいかないとウソになる、という話をしていました。


加藤雅也さん

大竹:12月で撮影が終わって、ほとんど外には出なかったので、みんなの苦労は分からないんですけど、合戦のカット割りを見せていただいて、「本当にこれを人がやるんですか?アニメにした方がいいんじゃないの?」と言ってしまったぐらいでした。お昼ご飯もほぼなく、夜遅くまで撮影し、撮影期間も延び、過酷な撮影だったと聞きましたが、キャスト・スタッフ含め一人一人が、映画を作ることに誇りを持っていた現場だなと思います。なかなかこういう現場はないので、それを動かす堤さんはイチイチ何者なんだろうなって思います。出来上がるのを楽しみにしています。


大竹しのぶさん

永山:2役やれたことが嬉しかったです。過酷でしたが、みなさんと戦国時代にトリップできたのが嬉しかったです。


永山絢斗さん

加藤(和):過酷でした。それ以上に楽しかったのが素直な気持ちです。舞台から参加させていただいているのですが、勘九郎さん筆頭にしたチーム感、それを引っ張ってくれる加藤雅也さん、映画に参加したみんながチーム一丸となって、このメンバーでしかできなかった作品に仕上がると思います。完成を楽しみにしています。


加藤和樹さん

高橋:時代劇を愛する人間としては、どういう作品になるか楽しみにしていたのですが、堤さんの演出にかかると、こんなにスケールが大きく、スピード感があって、笑えて泣ける時代劇になるんだと撮影中、毎日毎日感動していました。


高橋光臣さん

石垣:舞台から参加させていただいていますが、チームワークがよく明るく楽しく撮影ができました。その中で闘っていく戦国の厳しさが画面からでてるのでは思います。ワイヤーアクションだったり、吊りがあったり、人としてありえない動きが多く、敵役だったので十勇士と共演シーンはあまりなかったのですが、役者としてこういう悪役をやってみたかったので光栄です。


石垣佑磨さん

駿河:舞台も大変でしたが、映画ではこんなに走らされるとは思っていませんでした。こんなに立ち回りがあるとも思っていませんでした。三好兄弟すごく強くて、ところどころで闘っていまして、今年38歳になりますが、まさか馬と並走するとは思っていませんでした。期待していてください。


駿河太郎さん

村井:舞台から参加させていただいています。十勇士全員に個性があり、一度見れば好きになる素敵なキャラクターばかりです。面白おかしい、だけど最後泣けるというエンターテインメントな作品ができあがると思います。撮影は冬でたまに雪も降っているほどの寒さだったのですが、それを弾き飛ばすほどの役者さん・スタッフさんのアツさで画面いっぱいに男気が溢れていると思います。


村井良大さん

荒井:映画からの参加ですが、素晴らしい先輩方と共演することにとてつもなく緊張していました。そんな僕を優しく迎え入れていただいて。とても勉強になりました。デビュー当時はこんな超大作に出れるとは思ってもいませんでした。撮影では、寒さの中で甲冑が防寒具になっていて助けられました。


荒井敦史さん

青木:立ち回りが凄いという話を聞いていました。100~200名ほどのエキストラさんがいて甲冑をきて走り回ると、こんな感じが戦場だったのかなと思うぐらいで、すさまじい音と砂埃、爆発、、、すごい迫力でした。本気でぶつかり合っていく姿が凄かったので、スクリーンを通じて伝わるといいなと思います。


青木健さん

堤監督:とにかく面白いものにしなくてはいけないというプレッシャーを受けています。なにしろ役者の熱量が半端ないです。役者の熱量を舞台の上では全面的に出せばいいのですが、映画はそれに加え、映像技術・特殊効果・コンピューターグラフィックスなど様々な面で映画の楽しみを加えていかないといけない。何度見ても手に力が入り、笑い、涙するカットが大量で、「面白いな」「ハマるな」というのが正直なところです。日本映画でできるあらゆることを詰め込みましたので、盆・暮れ・正月がいっぺんにくるような映画に仕上げたいと思っています。舞台の初演の段階ではプロジェクションマッピング、ワイヤーワークなど舞台でできるパワーをかけたのですが、熱量のある芝居を楽しんでもらうのが一番の目的。舞台の再演はさらに上回ることをしなければいけない。初演では役者さんはバックヤードでは針治療を受けながら舞台にでていてツラい状況だったのですが、再演はもっとすごいです。再演は映画を上回るものにしたいですし、映画は相乗効果で映画の最高峰を狙っていき、パワーをたたきつける作品にしたいです。


堤幸彦監督

◎フォトセッション


フォトセッション

◎出陣の発声

“出陣の発声”。

フォトセッションが終わり、最後に、<真田イヤーの主役>と言われる『真田十勇士』が出陣するという事にちなみ、登壇者全員で威勢良く“出陣の発声”。
熱気に包まれてクランクアップ報告会は終了しました。



*☆**☆**☆*


★取材を終えて

信州上田・真田陣太鼓保存会によるずっしり響く勇壮な和太鼓に始まり、舞台さながら、出演者の皆さんが甲冑・着物姿で登壇するという、豪華な記者会見でした。
中でも印象に残ったのは、松坂桃李さんの馬と並走した話と、大島優子さんの木を縦に走った話。不可能を可能にしてしまう堤監督。「木を縦に登れる女優は大島優子しかいません!」と太鼓判。最後の挨拶で、「今日もすぐスーツを脱いで編集に向かいます」と監督。どんな作品に仕上がるのか楽しみです。

景山咲子

*会見の模様につきましては、宣伝のフラッグ様よりいただいたものをベースに構成しました。
 (写真は、すべて景山撮影)

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