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女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
(1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

『GOEMON』完成報告記者会見レポート

『GOEMON』監督と出演

1月22日(木)、冷たい小雨の降る夕暮れ時、映画『GOEMON』の完成報告記者会見が行われるというので、行ってきました。場所は国立代々木競技場 第2体育館という、ずいぶんとまた大きな会場です。少し遅めに到着したのですが、会場に入ると、マスコミ以外の一般のお客さん(映画にエキストラ参加した方々など)もたくさん入っているし、参加したマスコミ関係者も多くて用意された座席が足りなくなるほどの盛況ぶり。外の寒さを忘れます。正面には巨大な3面のスクリーンが置かれ、映画の場面らしいスチル画像が映し出されています。映画の上映があるわけではないのですが、まるでハリウッド映画のプレミア上映会みたいな演出と規模の記者会見です。

会場内
スクリーンに人影が 監督と出演者登場

イベント開始時刻になるとスクリーンには本邦初公開のトレイラーが上映され、それが終わると中央のスクリーンの幕に人影が映しだされます。その幕が切って落とされると11人の監督と出演者が現れました。

映画は出演者の皆さんもこの日の朝、初めて観たそうで、口をそろえて、今まで観たことの無いような、美しくて、エネルギーに満ちあふれた、パワフルな映画だと賞賛します。撮影の半分がグリーンバックで、実際にどういう映像になるかよくわからない状態で演じていたので、できあがった作品を初めて観て、こんな風になったのかとびっくりし、興奮したようです。

紀里谷和明
紀里谷和明監督
漫画や小説を原作にした映画が最近は多いですが、この映画は完全オリジナル脚本です。前作『CASSHEAN』ではカメラを動かすことが技術的にできなかったのですが、今回は動きまくっています。アクションシーンも前回は1回だったものが、今回は5回あります。五右衛門を主人公にしたのは、安土桃山時代という自由な時代を舞台にしたくて、民間人のヒーローを描きたかったからです。
江口洋介
江口洋介(石川五右衛門)
「格闘家のような身体になって」という監督の要望に応えるために、6ヶ月間ジム・トレーニングをして鍛えたといいます。その成果は映画を観てご確認を。時にはロックスターのように、時には運命を背負ったちっちゃい男として五右衛門を演じました。
広末涼子
広末涼子(浅井茶々)
男の強さと夢が詰まっている映画だと思います。日本男性のヒロイズムの喪失を感じざるをえないこの時代に、これだけ男の強さを描くというのはいいのではないでしょうか。
今日はたくさん集まって下さったけど、踊ったりしなくてごめんなさい(笑)。今日初めて映画を観て自分がどういう場所で戦っていたのかわかりました。 大沢たかお
大沢たかお(霧隠才蔵)
ゴリなのに猿飛って、猿かゴリラかわかんないですよね(笑)。監督からオファーを受けて、脚本やイメージの話を聞いていると、ハリウッド規模なんです。世界に出せるエンタテインメントを作りたいんだって。実際に撮影に入ってみたら、360度グリーンバックでいったいどんな作品ができるんだと不安にもなりました。今朝、初めてできあがった映画を観て、かなり凄いです。日本でも、こんな規模の映画ができるんだ。我々はできるんだ!"Yes, We Can!" ゴリ(ガレッジセール)
ゴリ(猿飛佐助)
今朝、初めてできあがった映画を観て、ものすごい監督のパワーを感じて疲れ切りました。その時はもう2度と観ないと思ったけど、不思議と時間が経つとまた観たくなりました。監督とは飲み友達でもありますが、自分の映画で必要になったらグリーンバックのシートを借りようと思います。 奥田瑛二
奥田瑛二(豊臣秀吉)
中村橋之介
中村橋之介(織田信長)
信長をやれるとは思ってもみなかったので、2つ返事でお受けしました。自分の映像を観たときは、これが自分かと驚きました。世界配給も決定したということで、日本の優れたものが世界に出ていくのは嬉しいことです。
伊武雅刀
伊武雅刀(徳川家康)
撮影しているときはグリーンバックで何だかよくわからなかったんですが、今朝初めて映像を観て、『スターウォーズ』を観たとき以来の衝撃を受けました。
寺島進
寺島進(服部半蔵)
監督の現場での合い言葉は"CHANGE"でした(ほんとか?笑)。すっごい美しい映画です
紀里谷監督の作品には2度目の出演ですが、CGや監督の世界観がかなりグレードアップして、ご覧になるとびっくりすると思います。 要潤
要潤(石田三成)
茶道の巨匠、千利休をロン毛でやらせていただきました。共演のシーンがあるのは広末さんだけなんですが、広末さんの顔はぼくの3分の1くらいしかなくて、その愛らしいお顔を見つめ、感受性溢れる演技に見惚れているうちに撮影が終わってしまいました。 平幹二朗
平幹二朗(千利休)
広末涼子、伊武雅刀
広末さんのドレスの長い裾を踏まないようにと
持って歩く伊武雅刀さん

石川五右衛門というと、安土桃山時代に天下に名を馳せた大泥棒で庶民のヒーロー。これまでにも様々な作品で、それぞれ違った形の五右衛門像が創られてきました。その他の登場人物もおなじみの人たちばかり。それらの人物が果たして今回はどう創り上げられ、どんな世界で活躍するのか。早く観てみたくなりました。

【STORY】1582年、天下統一を目指した織田信長は、その夢目前にして、家臣、明智光秀の謀反によって本能寺で暗殺される。しかし、信長の右腕であった豊臣秀吉が、その数日後に光秀を討伐。その功績をもって信長の後を継ぎ豊臣政権を制定する。余は火種を残しつつも、一時の平和を謳歌していた。そこに、彗星のごとく現れる一人の盗賊。名は石川五右衛門。超人的な身体能力を武器に、金持ちから盗み、貧しき者に分け与える英雄に庶民は熱狂する。ある夜、盗み出した財宝の中に南蛮製の箱を見つける五右衛門。その箱は、信長暗殺の真の首謀者が豊臣秀吉だったことを告げる。衝撃の事実に驚愕する五右衛門。そこに天下をとろうとする石田三成と徳川家康が五右衛門に迫る。二人はそれぞれに伝説の忍者を送り出し、戦いの火蓋は切って落とされた。(資料より引用)
 
© 2009「GOEMON」パートナーズ

★5月1日(金)より全国ロードショー!

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(文・写真:梅木)

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