女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
記者会見

5月23日 正午 新宿 パークハイヤット東京
出席者 ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、チョウ・ユンファ、ジェフリー・ラッシュ、ビル・ナイ、ゴア・ヴァービンスキー監督、ジェリー・ブラッカイマー(製作)

『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』監督&出演者
左からビル・ナイ、ジェリー・ブラッカイマー、チョウ・ユンファ、ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、ゴア・ヴァービンスキー、ジェフリー・ラッシュ、 監督がドリーム・チームと呼ぶように演技派で個性の強いジェフリー・ラッシュとビル・ナイは会見でも独特のキャラでみなを笑わせていた。

 5月25日の全世界同時公開に先駆け、出演者5人と監督、プロデューサーが勢ぞろいし 会場は始まる前から熱気でムンムン。シリーズ第3作とあって報道陣もそれぞれが趣向を凝らしたいでたちで出演者たちの到着を待つ。予告編上映の後、客席脇から現れた出演者たち は、ミニ・ジャックに扮した客席の子供レポーターに握手しながら壇上へとあがった。

ジョニー・デップ
ジョニー・デップ
横じまのポロにジーンズ、腰にチェ・ゲバラのついたアーミーシャツを巻いたジョニー。腕のタトゥや手首のバンダナもすべておしゃれに見えるのは彼だからこそ!?
チョウ・ユンファ
チョウ・ユンファ
あずき色のコーデュロイのパンツに抹茶色のサマーセーターという和の色合い? でもユンファのふんわりとした笑顔は健在です。
オーランド・ブルーム
オーランド・ブルーム
好青年の彼らしくファッションもオーソドックスなモノトーン。個性的なユンファとジョニーの横でさわやかさは一番!

チョウ・ユンファ、ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム
チョウ・ユンファ(52)、ジョニー・デップ(43)、オーランド・ブルーム(30)各年代の魅力を引き立てあうゴールデン・トリオ。

シリーズ初参加のチョウ・ユンファもすっかりハリウッド・スターの貫禄を見せながら笑顔を振りまいていた。6人がモノトーンのファッションの中、ユンファのセーターは抹茶色!?  開口一番「この映画では新人なのでフレッシュな印象になるよう緑の服を着てきました」と ジョークで挨拶。それを受けて、ジョニーもオーランドも「僕も緑にすればよかった」とナイスフォロー。息のあったやりとりで会見は始まった。

ジャック役について聞かれたジョニーは「僕の中に彼がいつもいる。僕の子供たちも彼が大好きで、パパが海賊であることを喜んでいる。彼らと遊んでいると、いつのまにか僕の中のジャックが出てくることがあるんだ」と、この作品への愛着を示した。

オーランドは「ウィルの素晴らしいところは常に物事に真剣に取り組んでいるところ。恐れを克服して愛するひとのために立ち向かっていく勇気は、僕自身の中にも取り入れていきたい部分です」と語った。

チョウ・ユンファ

質問はやはりジョニー・デップに集中していたが、ユンファは終始笑みを絶やさず、すっかりパイレーツチームに溶け込んでいる様子。「これが終わったら原宿に行って九州ラーメンを食べたい」といつものお約束のコメントも忘れなかった。

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(文・山中 久美子/写真・志々目 純子)
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