女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

第17回東京国際映画祭記者会見

9月13日、六本木ヒルズ森タワー内のアカデミーヒルズにて、 10月23日から31日まで開催される第17回東京国際映画祭の記者会見が行われました。 今年は昨年よりも内容を充実し、17の会場でセミナーやセッションが行われ、 「才能や人脈の交流の役割を担っていける映画祭にしたい」ということです。

また、主催者の角川GP(ジェネラル・プロデューサー)は、年を重ねるごとに規模が拡大し、 ホップ、ステップ、そして今ジャンプの段階に入りつつあると映画祭にかける気持ちを熱く語りました。 角川GPの言葉にもあるように、今年から渋谷、六本木と会場を増やし、 東京国際エンタテインメントマーケット2004(エンタマ)や東京国際フィルムマーケット2004 (TiFcoM)などの多彩な試みが開催されます。それにコンペティション、アジアの風、特別招待、 日本映画ある視点なども昨年より充実しているとのことで、 主催者の映画祭に対する情熱がひしひし伝わってくる会見でした。

◎ コンペティション部門

日本人2人、外国人3人の計5人の選定委員が、59カ国、350本の中から選び抜いた15本が、 六本木にて1作品につき4回上映されます。15本の中でも 『ダンデライオン』(アメリカ)は、 製作者の才能を感じる初恋物語ということで一番初めに決まった作品と、担当者一押しでした。 審査委員長は、オープニング作品『隠し剣 鬼の爪』 の山田洋次監督がつとめます。

◎ アジアの風

今年は、昨年よりも多い新作含め30本余りが上映されるとのことです。 特に、フィリピン映画特集に力を入れています。 オープニングの『ガガンボーイ クモおとこ対ゴキブリおとこ』は、 今までのフィリピン映画のイメージを覆すもので、韓流の次にフィリピン映画ブームになるのでは?

◎ 特別招待作品

全世界400本の中から選定されて、去年の倍の23本が上映予定です。 オープニングの『隠し剣 鬼の爪』は、 日本の映画祭なので日本色をだしたいと、決まったそうです。 オープニングナイトに『ハウルの動く城』、 クロージングは『ターミナル』になりました。

※ 作品のスケジュールは9月中旬に発表されるそうです。 詳細は下記の映画祭ホームページをご覧ください。
http://www.tiff-jp.net/index_j.html

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(文:池畑)
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