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女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。

『猟奇的な彼女』 チャ・テヒョン来日舞台挨拶!!

チャ・テヒョン

2001年韓国で大ヒットしたラブ・ストーリーが、とうとう2003年新春日本でも公開されます。ひとあし早い試写会に、主演のチャ・テヒョンくんが舞台挨拶するというので、取材してきました!

客席ではアツーいファンがおそろいの小旗を持って、登場が待ちきれない様子。司会の方の前振りにも気がそぞろ・・・といった雰囲気。テヒョンくんが登場するや、「おっぱー、キャーッ」とすごい声援でびっくり。

「こんばんわ、はじめまして」と思ったより低い声でごあいさつ。ファンも元気に「こんばんわー」。とってもノリがいいです。

司会: ではテヒョンさんからひとことご挨拶をお願いします。

テヒョンくん: 皆様ほんとにありがとうございます。この作品が日本で公開されるなんて夢にも思わなかったので、こんな日がきて嬉しく思っています。今日は公開前なのにこんなに大勢の方が来てくれて、感謝の気持ちと嬉しさでいっぱいです。

司会: ドリームワークス(スピルバーグの映画会社)がこの作品をリメイクすることになったそうですが、主役のお2人を誰に演じてほしいですか?

テヒョンくん:  個人的にはジム・キャリーさんとキャメロン・ディアスさんがとても好きなので、この2人に演じていただきたいのですが、ジム・キャリーさんが演じるにはちょっと年齢が高いかなと思いますので、「メリーに首ったけ」のベン・スティラーさんか、「アメリカンパイ」の主演男優さんはどうかなーという気持ちがあります。でも是非キャメロン・ディアスさんには演じてほしいです(笑い)。

司会: テヒョンさんから、この作品のおすすめポイントを教えて下さい。

テヒョンくん: 映画の中にとてもおもしろい状況がたくさん出てきます。状況自体が笑いをさそうようになっていますので、肩の力を抜いて楽しんでいただけると思います。リラックスして観て下さい。
【会場から「かわいい〜」「きゃあー」と声援があり、「アリガト」と照れるテヒョンくん】

司会: 本日は花束プレゼンターといたしまして、映画コメンテーターのリリコさんがいらして下さいました! リリコさんもこの作品がすごく気にいられたそうですが・・・。

リリコ: やっぱり、笑えてこの彼女のふるまいに「私もやったことあるかもしれない」と思ったところと、泣けるところもあって感動できるのが素敵だと思いました。

チャ・テヒョン、リリコ

司会: テヒョンさんとお会いしてどうですか?

リリコ: 皆さんと同じだと思うのですが、「かわいいー!!」。自分が野獣に感じます(笑)。髪型もかわいいし、若いから肌もピチピチしてますよね。今日の新聞で、「若い女性が好きだ」と言っていたのを読んでショックをうけてます(笑)

テヒョンくん: ハハハッ【笑っただけ】

リリコ: プライベートと映画のキャラクターは似ていますか?

テヒョンくん: 似ているところも結構ありますね。でもこの映画の状況全部が好きだというわけではありません。

司会: 大変なところもあったということですね?

テヒョンくん: はい、そうです(日本語で)

司会: では最後にテヒョンさんから今日この会場にいるファンの皆様へひとことどうぞ。

テヒョンくん: 皆さん本当にありがとうございます。外国での試写会場に来るのは初めてです。今日この映画を喜んでいただき、今度公開のときにはもっといい反響があることを期待しています。もし可能だったら、公開の時にもまた皆さんにご挨拶できればと思っています。

司会: 是非また日本に来てください! ありがとうございました。

【テヒョンくん退場。またまたすごい声援・・・なごり惜しーい】

チャ・テヒョン

テヒョンくん(スーツを着てても「テヒョンさん」ではなくて「テヒョンくん」と自然に呼んでしまうような雰囲気)は少し疲れていたのか、シャイなのか、思っていたよりおとなしい感じでした。でも映画同様、そばにいてくれるとほっとするような好青年。 「こんな彼がいたら幸せだろうなー」と思わせてくれるタイプの男の子。うーん、韓国はいろんな魅力の俳優がいるなあ・・・。

『猟奇的な彼女』

2001年韓国 クァク・ジェヨン監督

気のいい青年キョヌ(チャ・テヒョン)は、地下鉄で泥酔している美人(チャン・ジヒョン)をひょんな事から介抱するはめになり、その日からその「彼女」にふりまわされるようなる。彼女は清楚な外見とはうらはらに、ケンカっ早く口が悪くて、大酒飲み。キョヌは最初コワイからいいなりになっていたが、「彼と別れた・・・」と泣く彼女を見てから、「僕が心の傷を癒す」と決心する。彼女との日々はハチャメチャでとっても大変だけど、キョヌはだんだん彼女にひかれていく。彼女もまた、何でも言う事をきいてくれるだけでなく、自分の事をすごくわかってくれているキョヌにひかれ始める・・・。

ハチャメチャコメディだと思っていたが、とんでもない。とーっても素敵なラブ・ストーリーで最後はため息が出てしまうほど。ハチャメチャな事ばっかりする彼女だけど、別れた彼が忘れられないという壊れそうな思いをかかえているのが、女の子らしくてかわいくてたまらなかった。そして、そんな彼女の事を誰よりもわかっている優しいキョヌ。彼女のお見合い相手に彼女とつきあう心得を教えるところなんて、切なくってみていられない。誰かをすごく想うという事をじーんと感じられる映画です!

配給:アミューズピクチャーズ
2003年、新春 日比谷シャンテシネ 新宿シネマスクエアとうきゅうにて公開予定
公式サイト: http://www.ryoukiteki.com/

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(文・写真:みずま)
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