ちょっと ＳＨＯＴ

○ シリーズ初の原作者モンキー・パンチ監督作品『ルパン三世・DEAD OR ALIVE』。 原点に戻ってクールでハードなルパンをとのねらいだそうだけど、 『カリオストロの城』が一番好きな私としてはこういうのはいまひとつのれないみたい。 確かにかっこいいんだけどね。それにしても、世の中のテクノロジーの進歩に合わせて ルパンたちも文明の利器を次々に使いこなしていきますなあ。 私もシネジャの原稿をワープロで打てるようにならなきゃ。 (メカ音痴)

★

○ 『上海ルージュ』を観ていて思ったこと。 レスリー“様”コン・リーに負けるな！　 『風月』が見物！　(レスリー様命!!)

★

○ サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ、金城武というキャストにおおいに期待した 『死角都市・香港』だけど、はずれ。どうもテンポが良くない。 ユン・ピョウはこけにされた上、クライマックス・シーンでの見せ場もなく、 あまりにも気の毒。金城武は有能だけど性格の悪いエリート刑事役が結構似合っていた。 (最近、金城武が気になっている)

★

○ 『ブロークン・アロー』、アメリカであちらのスターを使って撮っても、至る所、 いかにもジョン・ウー監督らしさがにじみ出ている。これで、 チョウ・ユンファと組んだハリウッド映画が実現したらすごいぞ。 (それでもやはり香港で撮り続けてほしい)

★

○ 『セブン』の図書館の場面で暗闇に浮かぶ緑色のライトスタンドの列を観て、 『天與地』の南京政府の会議室の場面を思い出したのは私だけではあるまい。 なんてことを思っていたら、フジTVの「SMAP SMAP」のコントでも、 あの美しいライトスタンドが出てきた。あれって世界的に流行なの？　う〜ん。 (『セブン』観てゲロゲロ映画だと叫びながら、寿司の食べ放題に行ける私は強者)

★

○ 『トワイライト・ランデヴー』のあの二人が、なぜ最後に消えてしまったのか わかりません。過去を変えたために存在できなくなったということ? どなたか、教えてください。(チャリー・ヤンが可愛い)

★

○ 今自宅でWINDOWSを使っている。 ロータスのソフトの中におまけでゲームが ついているんだけど『アンカーウーマン』の中で ヒロインがこのゲームをやっているのをみつけた。 名前は「ソリテア」というトランプのゲーム。絵も同じだったし、 そうだと思うのだけど……。気付いた人いませんか? (これってヒマつぶしにやると結構はまる)

★

○ 広角レンズ使用の『天使の涙(堕落天使)』だけど、 私は広角レンズの歪んだ画壕が好きくない。それに、 手持ちの手振れの手法がまた入っているし。 映画作品としてこういう手法を持ちいるのは新鮮なのかもしれないけど(撮影賞受賞)、 写真の世界ではすでに二〇年も前に森山大道がやっていたこと。 一回は、手法として面白いけどこればっかりだとね。 次作『北京の夏』に期待かな。 (テーマ曲は耳に残る)

★

○ 3月に来日した時、出演した「トゥナイトII」で、アンディは“裸足に革靴”で、 キャスターの問いに「靴下を買う時間がなかった」と答えていたけど、 6/1のファンの集いでもアンディは“裸足に革靴”だった!　 香港の新聞によれば、ジャッキー・チョンも記者会見に“裸足に革靴” で登場したらしい。 (今年の夏の流行はこれで決まり?)

★

○ 『トキワ荘の青春』を観て、学校の漫画研究会にいた頃を思い出した。 キャラクターをどう動かすか考えをめぐらす時のワクワクする気持ち。 自作が掲載された本の印刷インクの匂いが、何よりもいい香りに感じられたこと、 狭い部屋に大人数が集まって繰り広げた漫画論。そして、作品の生みの苦しみ…。 トキワ荘のあの人たちと比べるのはおこがましいけど、 どれも覚えのあることばかり。昭和三十年代の風景も懐かしい。 (元・漫画少女)

★

○ 『ブロークン・アロー』のクリスチャン・スレーター。ジョン・トラボルタと並ぶと、 まるで小僧だ。 (昔のサタディ・ナイトフィーバー娘)

★

○ 『デッド・ヒート』って新しい趣向を凝らそうとして、かえって、 おかしくなってしまったのでは?　そのくせ力ーレースシーンの工夫のなさは何?　 ジャッキー・チェンならもっといくらでも、面白い作品作れるはずなのに…。 (ファンを返上したくなる)

★

○ 『いつか晴れた日に』は、そこそこ良かった作品だとは思うけど、 李安(アン・リー)が、監督した意味があるのかなあ。別にイギリスの監督が撮ったって 同じじゃないの?　エマ・トンプソンの映画って感じ。 最後のどんでん返しだけがアン・リーらしい?　でも、とってつけのような感じも しないでもない。こんなにうまいこと話が納まるなんて。観客に最後、 あっと言わせるという意味ではやっぱりアン・リーか。 (働かないで、遊んで暮らしている貴族が出ててくる映画なんて、基本的に興味がないけど)

★

○ ミシェル・ファイファーもキム・ベイシンガーも、最近四〇歳近くの高齢で子供を 産んでいる。見習いたいものだ。 (体力だけは自信あり)

★

○ 香港rapidに「レスリーが映画にいろんな意見を出すだけでなく、アンディの演じ方にも いろいろと口を出しているらしく、レスリーとアンディが不仲」と載っていた、 とアンディファンの友人に話したら「そんなもんでしょ。それでいいのよ、 このふたりが仲良しなんて書かれたら、何言われるかわからないから 不仲説ぐらいでちょうどいいのよ」と言われて、妙に納得してしまった私。 九四年、香港芸能界のゲイ騒動で一番被害?にあっていたのはレスリーとアンディだったものネ。 〈『新上海灘』観たい)

★

○ 『女人、四十。』でジョセフィーヌ・シャオの息子役を演じ、 香港金像奨の新人賞にノミネートされた丁子峻(アラン・ティン) を私は密かに期待している。 (他にどんな映画に出ているか教えて)