女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
[シネマジャーナル]
29号 (May 1994)   p. 58

読者からの手紙

僕は香港電影が大好きで、功夫映画の大ファンです。 28号は「黄飛鴻」シリーズが掲載されていたので 楽しく読めました。中国のビデオ店にはよく行きますが掲載されていた他店にも 今度行ってみようかと思います。〈功夫仔〉


シネマジャーナルを27号より読み始めた 中国語圏映画ファンです。地方在住ですとなかなか映画を観るチャンスもなく 同じ趣味の友人も少なく、情報収集に苦労します。中国語圏映画に関しては、 マスコミは頼りにならないと気づきました。 却って有志の人たちが発行している同人誌やミニコミ誌の方が充実している気がします。 〈浜松在住の女性〉


今年のアカデミー賞で『さらばわが愛 覇王別姫』が外国語映画賞を受賞できず 非常に残念に思っています。この作品は私にとって衝撃だっただけに、残念です。 アカデミー賞の選択基準に大変疑問を感じています。〈シャーリー・ヨン〉
USAのアカデミー賞はいわば祭典のようなもので、 受賞の選択基準に関しては、以前から疑問の声は上がっています。 今年は、スピルバーグが『シンドラーのリスト』で多くの賞を獲リましたが、 彼も過去傑作を発表しながらも、実力をなかなか認められませんでしたし、 俳優に関してもなんでこの人が…という大物実力俳優でも受賞していない人が多々います。 こと女性監督に関しては、いくら傑作を撮っていてもノミネートさえされない状態が、 昨年まで続いていました。 外国語映画賞に関してはさらにその偏りが強いものと思われます。 やはり欧米人にとっては、中国語圏の映画はオリエンタリズムを感じさせるもの以外の 何ものでもないのではないでしょうか。 USAに関しては、やはリきちんとした評論家だけで作品選出をする他賞の方が、 事実上の権威があるといわれているのも、その点にあると思います。(地畑)


昨年シネマアルゴ新宿のアンデイ・ラウ映画祭の際、シネマジャーナルを買い求めました。 近隣のビデオ店にある香港映画は観尽くしてしまったので、 28号の「中国語圏の映画がみつかるビデオ店」 の特集には感謝しております。また「香港著名影星日本のあの人に似てる」 には笑いがとまりませんでした。話題作からカルト系の内容まで、 堅苦しい批評家の意見よりずっと面白かったです。 〈鎌倉の女子大生〉



以上お送り下さった丁寧なお手紙よリ一 部掲戦させて頂きました。あリがとうご ざいます。大変励みになりました。 (編集部)

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