女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
[シネマジャーナル]
28号, February 1994,   pp. 46 -- 47
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ちょっと SHOT


(このコーナーでは映画に関する皆さんの“何でも一言”をお待ちしています)

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私にはレネ・ルッソとケリー・マクギリスの区別がつきません 〈鞠子〉


私の友人は『霊幻道士』の道士さま"林正英"を つい最近まで日本人だと思っていたらしい。たしかに日本にも同姓同名がいそうな名前だもの。 〈七小福〉


ユーロスペースで上映前にトイレに入ろうとしたら、 停電になってしまった。手探りでやっと個室に入った私は、まるで『羊たちの沈黙』 で犯人の家で明かリを消されたジョデイ・フォスターのようだった(?)。 〈『青い凧』のロードショーが楽しみ〉


カルトムービー『アタック・キラー・トマト』も、 はや第4弾がビデオ発売されたが、この作品の副題が"赤いトマトソースの伝説" っていうのには大笑。これをネーミングした人はエライ! 〈私は『クリッター』の方が好き〉


「マディソン郡の橋」が主人公ふたりと同年輩の人に えらく受けているそうな。母いわく「私もあんな思いをしてみたい」とのこと。 短くとも純愛は不滅です。 〈C・イーストウッドに期待!〉


『幸福の条件』で好感の持てなかったウディ・ハレルソンでしたが、 今頃になって『ハード・プレイ』(原題がスゴイです)を観て、彼を見直しちゃった。 なんてひょうきんなお方。それにしてもこの映画、会話がメチャおかしい。 翻訳のうまさに感謝してます。私の英語力じゃとてもここまでのスラング 聞き取れないもの…。ロジー・ペレスもおちゃめで好きだし、 W・スナイプスのチョコレート色の肌の色も美しくていいわ。 〈ウォーターダンス〉


『クライング・ゲーム』の歌声で思わず懐かしい〜 (私が学生の時、カルチャー・クラブが流行っていたのだ)と叫んで涙してしまったが、 最近かのボーイ・ジョージの姿を雑誌でみたら、ノーメイクのうえに、 髪の毛が後退してホントに丸顔になっちゃって、フイル・コリンズになってしまっていた。 〈ミランダ・リチャードソンは素敵〉


安チケット売り店にいったら、『スペインからの手紙』 が束になって百円で売られてた。あまりに派手な貼紙は在庫がありすぎて困ってます! と訴えているかのようだった…。でも私も買いませんでした。 〈すぐ外国映画に逃避してしまう私〉


キャンペーンで来日して映画関係誌のみならず 男性誌に軒並み出ていたジャン・レノだけど、まさか「ウゴウゴルーガ」にまで出るとは 思わなかったわ。運よく見られて超ラッキーでした。 〈HIPS〉


筒井道隆くんは「あすなろ白書」と「かりん」 で超売れっ子になってしまった。少しさみしい気がする。豊川悦司さんもそうだけど。 〈『或る小倉日記』を見逃した馬鹿な女は私です〉


一方映画ばかりの永瀬正敏は《小泉今日子、 男優と熱愛!》だって。名前がワイドショーの見出しに載らないの。 ひどい! TVに出てるか出てないかで知名度が違うんだな。 それでも「文春・大アンケートによる男優ベスト150」の日本人男優14位。 みてる人はやはリみてるのね。 〈死にたくない〉


やっとビデオになった『ロッキー・ホラー・ショー』 を観て笑った翌日に、『ロレンツィオのオイル』で泣いてしまった私は、 スーザン・サランドンにますます魅せられてしまいました。 〈ミートローフ〉


『フォーリング・ダウン』を見終わって 後部座席をみたら、いかにも実直そうなおじさんが涙ぐんでいた。 その姿に思わず感動。不況とストレスだらけの世の中、心中お察しします。 〈失業続行中の女〉


歌舞伎座のロビーでついに富司純子さんを目撃! (夫の尾上菊五郎丈が出演していたため)とっても優雅な人だった。 〈祝・川崎投手MVP〉


『ボデイガード』廉価版発売のCMのキャッチコピー 「ケビンはもう私のもの」を聞くたび、背筋がぞーっとする私はひねくれもの? 〈『ラスト・オブ・モヒカン』のD・D・ルイスの方が好きなんだけど〉


外入スターの日本のCM出演は当り前だけど、 スティーブン・セガールの"ごんぶと"、ジャン=マルク・バールの地味な車の宣伝はともかく、 マッテイ・ペロンパーが出たのは意外(ちょっと古いCMだけど)
テンポも映画と同じなんで笑。ジョン・ルーリーのクリームのCMの時と同じくらい びっくりしました。 〈日本触媒〉


この間放映された宮川一夫さんのTVを見ていたら、 『続・悪名』のラストシーンを一時間で撮ったと言っていた。 映画量産が必ずしもいいとは思わないけど、こういう時代って駄作はあっても、 活気が違う。まるでここ何年かの香港映画みたいだったんだろうと思う。 こんな日本映画の時代を知っている入はうらやましいと思った、 〈TV世代の女〉


最近新聞のテレビ欄で周富徳氏の名前を見る度に、 私は「すわっ、周潤發か?」と慌ててしまう、 〈(寧)さん、(暁)さん、(聖)さん、香港へ行こうよ!〉


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