女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
[シネマジャーナル]
24号   pp. 34 -- 35

ちょっとSHOT

(このコーナーでは映画に関する皆さんの“何でも一言”をお待ちしています)


野獣が王子様に変身しない方が良かったなあ・・・。 『美女と野獣』を一緒に観た直後の娘の感想にドキリ。 男の好みが同じなんだもの。あの野獣ってスゴークセックスアピールあったと思いません? 〈愛に生きる四十代のりえ〉


TVでさかんにCFが流れているのを横目に『天国の大罪』 の前売券がうちの近くでは、早々と「話題作・特価1000円」で売られていた。 その横で『落陽』の前売券が「話題作・特売800円」で埃をかぶって 積まれているのをみてなんとなく納得してしまったのは私です。 〈東京の隅っこの西新井の隣人〉


『ロックよ静かに流れよ』のバースデーケーキのシーンは長かったけど、 『ナースコール』の聖しこの夜はうんざりするほどもっと長い。 よっぽど長崎監督は火がお好きなのね。 〈東京消防庁〉


『ハード・ボイルド』の悪役が誰かに似ていると思ったが、 NHK「ニュース21」の園田矢キャスターだと映画館からの帰りの電車の中で気がついた。 〈へのへのもへじ〉


あと十歳若かったらカップヌードルのはじめてのHシリーズの女の子になりたかったなあ。 『ターミネーター2』のエドワードくんやっぱりかっこいいと思わない? 〈ペットセメタリーtwo〉


マイケル・J・フォックスの午後の紅茶のキャッチコピー「マ!イケル」って あまりにばかばかしくて大笑いしちゃった。 〈ドク・ハリウッド〉


巷では唐沢の「ねえ、チューして」CFが賛否両論だが、 私は別に唐沢のファンではないのでうらやましいとは思わない。 (ただ、あの甘える女は目障りだ)。 私がうらやましかったのは夏の間やっていたビールのCFで、 杉本哲太の背中にすがりつく女の子である。 〈岸田笑子〉


なんだかんだといってもマーシャル・アーツ関係の映画が好きな私は、 当然ヴァンダムファン。ロッテのCMが流れるたびにTVにクギヅケです 〈It's pure〉


AVの『女が一番痛い職業・鞭娘』ってタイトルみたときは思わず吹き出しちゃった。 結構内容も元ネタのパクリだったりして、観てみたい気もする。 〈チョコラBB〉


東京国際映画祭のとき、109のところでコンパニオンがいろいろ説明してたけど 「この映画祭はアジア最大の映画祭です」というのには参ったな。 そしたら香港はどーなるの? 手前味噌もいいところだよね。 〈渋谷は嫌い〉


地方では『氷の微笑』と『愛人』が唐突に二本立てになっていたが、 この組合せは話題のスケベ映画というコンセブトに則っているのだろうか。 〈カメリア・ダイアモンド〉


土曜の夜、母が一人でTVをみていた。なんと『ローズ家の戦争』。 全然映画に興味のない人なのに。 「チャンネル変えたらやってたのよ、おもしろいわね」だって。 日本にも潜在的ローズ夫人が多いのかも。 〈親孝行な私はラストシーンでダニー・デビートをさして 「この人が監督したんだよ」と教えてあげました〉


『ツイン・ピークス』の次は『オン・ジ・エア』だ。っと気張っていろんな人に ビデオを観てって誘ってるんだけど、どうも空振り。面白いと思うんだけどなあ。 現地で3話で放映打切りだった!いわくつきなんです。 なかでも気に入ってるのが主題曲。 いつものバダラメンティの美しい曲(一部変な音が入ってます) と人間をばかにしてるような芸達者な犬。皆さん観てね。 〈ルーシー2号〉


フジテレビの若貴&りえの船上デート、あれじゃあまるで出演料もらってのお見合いだ。 ズルイ! 珍しく陽気にしゃべりまくる貴花田が我が家でバカ受けだった。 〈キアヌと見合いしたい女〉

と、いうわけで当編集部でも若貴&りえが結構話題になっているのだ。 朝、昼のワイドショーみんな同じだというのにあれこれ見まくっていた人もいるほど。 上野では(だけじゃないか)「りえちゃんおめでとう」なんていきなり垂れ幕が かかっちゃって『エロチックな関係』が1000円均一料金になってたし、 西武の日本シリーズの優勝がスポーツ新聞の二面に回っちゃたりして、大騒ぎ。 でも一番の貧乏くじをひいたのはたけし。格好のだしにされちゃったんだもんね。 恋にやぶれた中年の悲哀がひしひしとブラウン管から伝わってきたのでした。 〈足立区民〉


先号の続きだけど、ウディ・アレン&ミア・ファーローのごたごたは今も続行中とのこと。 すっごい裁判沙汰になってるらしいけど、肝心の裁判にはふたりとも来なかったりして、 あちらのマスコミも右往左往みたい。そんななかで、びっくリしちゃったのは、 ニューズ・ウイークに載ってたこの一件の半年前のバレンタインデーの事件。 ウディはまともにミアにチョコをきちんと贈ったそうだけど 彼女から彼に贈ったカードがすごい。 ハートの中央に家族の写真が貼ってあって一見かわいらしいんだけど、 なんとその写真に写っている彼女自身や子供の胸に 金串やナイフを突き刺してあったんだそうだ。
いやミア・ファーローってみかけによらず、 やるなー!!
「私は、騙された」と言い張るミアに反論できないウディは 自分こそ心臓にくいを打たれたような気分だといったそうだ。
事態は泥沼から一気に底無し沼に?! 〈濃霧II〉


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