女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
[シネマジャーナル]
22号 (1992.04)   pp. 30 -- 31

ちょっとSHOT

(このコーナーでは映画に関する皆さんの“何でも一言”をお待ちしています)


「笑っていいとも」に出たらその好感度が受けてたちまち『ダブル・インパクト』は立ち見。 ジャン・クロード・バンダムの異常人気に辟易している私です。 〈サイボーグ〉


何度観てもテレサ・ラッセルがキャサリン・ターナーに見えてしまって、 彼女の映画を観おわるころにはいつもキャストにK・ターナーを探しちゃうのよね。 〈ローグ夫人〉


文芸坐2が二本立てに付けているタイトルっていつも渋い。 ちなみに『インディアン・ランナー』と『訴訟』の二本立ては「絆が揺れる」う〜んシブイ。 〈ショーン・ペン命〉


私初めて見たのですが、歌舞伎町の某映画館ではラブホテルのCMが流れていました。 チョウ・ユンファのドタバタコメデイを観たあとでそういうところへ行くカップルっているのでしょうか? 〈『夢中人』ならわからなくもないが〉


クリスティ・ヤマグチと宮下順子は似ている。 〈高麗屋版六条御息所〉


10CHの番組の区切りごとに流れる『外科室』のCM。 「金かかってるんだろうな〜」この素朴な発言に思わず深くうなずいちやったけど、 あんまりしつこくて千円でも観たくなくなった。 〈サユリスト〉


私の友人は『櫻の園』の杉山役をやっているのは椎名桜子だと信じていたそうだ。 〈ネタにしてごめんね〉


ビデオ店のバイトをはじめて3ヶ月。 男性が9割の我が店はパッケージが女性のヌードだとよく回転します。 それにしてもAVと『新・極道の妻たち』に交じって『愚か者の日』 が予想外の活躍をしていたのは作品じやなくて、キャロル・ブーケのハダカだったとは… 〈かたせ〉


永瀬さまの丸井のCMはカッコイイ。 〈アジアン・ビートの息子〉


よリにもよって『バグジー』と『一杯のかけそば』が渋谷の特大の映画看板に堂々と並んでるのを見て、 あまりの落差に唖然としてしまった。だってゴージャスさが違いすぎるでしょ。 〈アネットと良枝〉


ジュニア・バンタム級の鬼塚勝也の世界戦が決まったそうだけど、 (ちなみに私は彼のポスターや彼の所属ジムのパンフなんかのレイアウトをしていたので なんとなく身近に感じるんです)その試合の前座にミッキー・ロークの試合が決まったときいて、 いくらボクシングが好きだからって日本まで来て前座なんて…彼ほどの人が。 ファンとしては淋しい限りです。 〈私は蘭の女〉


アップルコンピューターのCMに出ている男性は、我が麗しのカイルさまに似ている。 〈ララ・フリン・ボイルになりたい〉


『ダンス・ウィズ・ウルブズ』を観て、かっこいいインディアンの青年がいるなと思っていたら、 去年のパルコの宣伝で、その青年が馬に乗っているポスターがあった。 とっても凛々しい馬上姿で、とっても素敵だった。 〈みんな思うことは同じ〉


神田駿河台下の映画チケットショップ「ユーラン社」の人たちは実はウエイターやウェイトレスもやっている。 同じ建物の地下にある「ちょん寿司」というところに行くとお昼、 客の注文を取って料理を運んでいたりする。 ここの焼魚定食はお薦め! 〈ひいきの客〉


田辺製薬のナンパオのTVコマーシャルは『黄色い大地』の農民たちの雨ごいのシーンを思い出させる。 〈中国に行きたい〉


最近何がびっくりしたって、あなた、大好きな唐沢さんに魅かれて毎週欠かさず見ていたTVの 「愛という名のもとに」の話。

何かどこかで見たことがある…「あっ」気づいた時には世間様はすでにお見通しで、 Tさんには「今頃…」とバカにされるし、週刊某かでは大々的に記事にしてました。 でも皆やさしいったらない。視聴率が高いんだから、イチャモンつけるなというノリですね。 『外科室』と同じ。 年に一度しか映画を観ないオバサマ族がとにかく映画館に来たんだから!いいじゃないの。 盗作臭くても、皆楽しんでいるんだから!いいじゃないの。

私の予想だと例の映画と同じように、まず唐沢が別の女と寝て、 それを知った保奈美が江口と寝て、メチャ三角関係となり、 不倫している女性が自殺未遂してそれを機に唐沢と江口が仲直りをして、 ラストは江口が仲間に児送られてアメリカヘ。 そして保奈美はしばらく男なしで一人で暮らしたいの、とかなんとか・・ こんな終わり方だったら訴えてやるゾ。 この本が出る頃には、もう終わってる筈だけど、予想が外れたら少し恥ずかしい。 〈『セント・エルモス・ファイヤー』でならした女〉




この人み〜つけた


ワタクシがニコラス・ケイジさまの大ファンであることは以前申し上げましたが、 なんと彼が『初体験リッチモンド・ハイ』に出ていたことに最近気付きました。 でもほんの3秒ほどの出番。バスケだったけ? の試合の応援をしている学生のひとりでイヤに目立っていました。 (たくさんいる学生の中でなぜか彼だけアップになっている) 本名でしょう?のニコラス・コッポラでクレジットされていました。 よ〜く観るとこの映画って今じや主役級の人がたいした役じゃなくてでているんですね。 『バード』のフォレスト・ウィテカー、エリック・ストルツ、 アンソニー・エドワーズっていう感じで。 たま〜にちょっと昔の映画観てみるのもいいかも。 〈おたく〉


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