女が作る映画誌 ー 女性映画・監督の紹介とアジア映画の情報がいっぱい
 (1987年8月、創刊号 巻頭文より) 夢みる頃をすぎても、まだ映画を卒業できない私たち。
 卒業どころか、30代、40代になっても映画に心が踊ります。だから言いたいことの言える本まで作ってしまいました。
 普通の女たちの声がたくさん。これからも地道な活動を続けていきたいと思っています。どうぞよろしく。
[シネマジャーナル]
15号 (1990.06)  pp. 54 -- 55

シネマあれこれ

ここは読者のみなさんのページです。

『オールウェイズ』で山火事の消火飛行という仕事の大変さを知リました。 ホリー・ハンターってA・ヘップバーンにちょっと似ているなと思いました。 いい女優さんになりそうですね。笑顔のいい人、 特に泣き顔と笑顔が極端な人って大成すると思いませんか。



『マグノリアの花たち』の「からっぽの長い人生よりも充実した30分がほしい」 のセリフがやはり印象的でした。 意識がもどらないとわかった時、サインをすることがどんなにつらかったか・・ でもサインをする勇気も必要かもしれません。人間として肉体を持つのは仮の世。 輪廻転生を考えれば、これっきりのではない、 これまで彼女にとって充実した入生だったと判断してもいいのでは。 でもいざとなったら、その決断をどこでするかが難しいでしょうけど。



文春文庫ビジュアル版第3弾「大アンケートによる女優ベスト150 わが青春のアイドル」 はそのコメントから映画への思い入れが伝わってきて、楽しいです。

(北海道の阿部さん)



『ローズ家の戦争』を試写会で観てきましたが、あの結末にはぶっ飛びました。 でもM・ダグラスがあんなコミカルな演技ができるとは知らなかった。 エットーレ・スコラ監督、フイリップ・ノワレ出演の『ラ・ファミリア』は見逃せませんね。

(Y. 勝間 さん)



雑誌の性格については、女性主力の視点であることをもう少しハッキリさせたほうがいいのではないでしょうか。

(C. 桂 先生)

ご忠告ありがとうござい ます。



国籍、年代、ジャンルにとらわれないところに好感を持ちました。・・・

私が気に入った点は実によく映画を見ている人が多い事です。 ・・・香港映画博への意気込みを書いた文章は、映画へ駆り立てる気持ちにさせるし、 神代の映画への愛情のこもった文章は感動的だし、『ラ・ピラート』、李長鍋、 春の映画特集にでてくる小津、清順、バラエティに富んだベスト1Oなど面白い記事が多くて良かった。

ヌーヴェル・バーグ、三十年代映画、動物的直感で映画を観る事、オーストリア、 オーストラリア映画の事など、50本を選んだ人たちの文章は、それぞれに共感を覚え、 また偏ることなく、いろんなタイプの映画を観ている姿勢は素晴らしいと思います。

・・・観た人が愛情と尊敬の気持ちを持って書いた文章は感動的で、 私も未見の映画を観にいこうと思い始めました

(東京 佐藤さん 男性)

一部略させていただきましたが、丁寧な励ましのお手紙ありがとうございました。



さてこの新聞の切り抜き(都合により掲載省略)は??  実は釧路の映画案内欄です。北海道の阿部さんが送ってくださいました。
映画が氾濫している東京にいるとよその地域はどんな映画がかかっているのかなと気になったりします。
「先着千名様今夏話題の超大作半額券プレゼント」 「看護婦さん割引」面白いサービスですね。
右の方(こちらも掲載省略)は札幌の映画案内欄です。 550円劇場!!! スゴイ・・・ こっちじゃ文芸坐がかけてくれる「ビデオをぶっとばせ」の期間しか 500円で観ることができなくなりました。



今号もいろいろな方から心のこもったお便リをいただきました。どうもありがとうございました。

(シネマジャーナル編集部)

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